熱中症と吹雪ほどの差を感じた電車の運行変更
段田先生の
「一回は鬱になります。」は、
私には有り得ないから、なるほどなりそうだと思うようになった。
珍獣ハンターの皆さんやもっと長年ドイツに在住している大先輩の中にも、鬱を経験した方がいる。
子供がドイツの環境に適応できなかった例も数多くある。
そのような経験をしてなお居着くことができた人は、私から見ると非常にこざっぱりしている。
見た目ではない。見た目は逆に個性的!!
日本人というより、日本人やんな?に感じられる。
日本に一時帰国した際、関西国際空港から特急はるかに乗った。
途中何らかの事情で新大阪駅止まりとなってしまい、そのあと在来線に乗り換え京都駅に着いた。
特急券を京都駅まで購入していたので、払い戻しについて訊ねるつもりで、中央出口に向かった。
出口に行くと、初老の男性が同じ質問で駅員さんと話していた。
その男性は新大阪駅までになったことを、若い駅員さんにクドクドと言っていた。その人は自分のクドクドで、待っている人が行列になっていることなど気にもしていなかった。
私の番になって「特急券の払い戻しなんですが、」と言うなり、
関西国際空港駅から京都駅までの特急代金全額が払い戻された。
新大阪駅まで、特急はるかに乗っていたにも関わらずだ。
一方ドイツで、何らかの事情で電車から降ろされ隣町へたどり着けず、
「ルールールールー♪⤵︎⤵︎」になった私は、
「イエーイ🎶⤴︎ ⤴︎⤴︎」との狭間で混乱しながらも、払い戻しを受けるつもりでサービスセンターへ行った。
そして言われた言葉は、
「次来た電車に乗れば良かったでしょ!」だった。
これは、
36℃の熱中症注意の真夏から、
マイナス15℃の吹雪の冬の日へ、
ほどの違いで、
このような違いが何かにつけて起こると、
適応することが難しくなる。
ドイツ人はミスした時にこう言う。
Alles vorbei!
全ては過ぎ去ったこと
リカバリーすれば、問題なし
だと。
こざっぱりの境地はまだ遠い。
修行の日々は、まだまだつづく。
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