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第157回:スキーマ

昨日も少し書いたんですが、今月はスキーマでまるっと書きます。

さすがにちょこっと書いただけでは、意味合いとか語弊がありそうでしたし、使い方を間違われたりすると良くないな、と思って。

スキーマとは?

私たちが経験してきたものに対しての認知や出来事に対してとってきた対処行動を方向付ける核となるものです。

その核は意識的、無意識的なもの両方を含んでいますので俗にいうところの私たち自身の行動を決めている中核信念というものになります。

・・・やばっ。

むずっ(笑)

おいおいそのすべてを説明していきますが、スキーマとはとにかく私たちの思い込みですね!

こんな思い込みがスキーマ

・男性はひどいことをするものだ

・女性は必ず最後には裏切るものだ

・お金持ちは意地汚い

などなど。

こんなに言うとスキーマがあんまり役に立たないような感じもします。

冷静な目で見ると、全ての男性や女性、お金持ちがその通りという訳ではないことも分かるので、スキーマが間違っていると言えます。

スキーマは正誤、善悪の基準ではありません。

「そういうもん」

という概念です。

スキーマがあり、それが強く働くと行動が早くなります。

その行動が望ましいものであれ、行動をしない行動であれ、です。

分かりやすく言うならば、人は思い通りに行動ができます!

ということです。

自由であるという事です!

スキーマに現実を合わせる

例を挙げますね。

スキーマ「最後には失敗する」(失敗スキーマ)

1.自分は今まで目標を立てて、それを達成するように努力を重ねてきた。

2.しかし、どの目標も達成することなく、常に失敗してきた。

3.だから、今回も失敗する。

こんなスキーマです。

こんなスキーマがあると、目標を達成しないことで、自分のスキーマを守ることが出来ます。

逆に目標を達成してしまうと、スキーマが守られません。

スキーマが守られないことは結構な痛みを伴います。


そんなことはない!

失敗しない訳がない!

私のスキーマが間違っているなんて認めない!!


みたいな感じですね。


なのでスキーマは強力なのです。

「あなたにとって」望ましいスキーマ、望ましくないスキーマは何でしょうか。

そのことに焦点を当てると、、、

違った結果が手に入るかも!


結構種類が多いので、一つずつ解説していきますね!


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あなたが今日笑うことで
子ども達に明日への希望を届けよう
こころと言葉 礒村 博之
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虐待に関する電話はおよそ4分に1件。来年から児童養護施設の対象の児童が在宅支援になることもあり、さらに発見することが難しくなります。教育と虐待。線引きは明確ではないでしょうが、可能な限り関わっていきます。