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又吉直樹さん「それどうやって作ってるんですか?」#クリエイターフェス

お笑い芸人ピース又吉直樹さん、しずる村上純さん御登壇の
noteクリエイタフェスのイベント
「それどうやって作ってるんですか?」
の会場に参加して来ました。

会場は外苑前にあるnote place
ビルの二階が、スタジオやホールに会議室にもなるきれいなところでした。



私はお笑い大好きで、お二人がまだ若手の頃、小規模の劇場によく見に行っておったのです。
ルミネtheよしもとともまた違う雰囲気の中でトークライブを聞いているような感覚で楽しかったです。

村上さんがインタビュアーとなり、又吉さんに創作のポイントなどを聞いていくあっという間の1時間。

芸人さんってすごい!と思うのが
話を聞いている人が、その出来事の場面にいるようなイメージが頭の中に再生でき、体感している感覚になれること。そして言葉選びも聞き心地よく、人がうまく言い表せない感情を見事に例えているフレーズが腹落ちしてくるんですよね。

又吉さんの思考や感情は、個人的には心理学の学びの教材にしたいくらいメンタルヘルスに参考になるなぁと思いました。
それは、彼の「メタ認知」能力つまり自分を客観的にみる力が高いのだなということ。

又吉さんは、創作時にご自身の「恥」の感情が基本にあるのだそう。自分が恥ずかしかったことはよく覚えていて、人に言わないでいるよりすぐ表現して伝える方が楽なんだそうです。
逆にご自分がうまく使いこなせない感情は「怒り」で、「恥とはいい距離感」なんだというのは、人は怒りで建設的な話し合いはできないという観点からもとても参考になりました。

「恥をかいた自分を客観的にみてダサいな〜と思って笑える」とは又吉さんの言葉。
それって強みだと思うし、そういうところから芸人さんの「すべらない話」とかが生まれるのでしょうね!

「エピソードトークを嘘でやらない」
「通り過ぎた失敗みたいな物を書くときに今の視点が捨てて今の知識がない状態として書く」
とおっしゃっていたのには、なるほどそうだなと思いました。

例えば、レストランといったら
☑︎店に入る
☑︎人数を伝える
☑︎席に案内される
☑︎メニューを選ぶ
☑︎食べたい物を注文する
☑︎提供されたら食べる
☑︎会計する
☑︎店を出る

こんな感じで私たちは経験や記憶から
脚本はある程度持っていますものね。
何かハプニングが起きた時、
どう感じ、
どうとらえているか、
そこが感情なのですよね。

よくわからないものを明確にするためにイメージの中で「相手」を作り会話する。
その相手とは自分であり、自分自身と対話していくのだ、ということをおっしゃっていました。
あーわかる!私もそういう空想をよく繰り広げています笑

自分への気づきにもつながりそうな又吉さんのお話が聞けるこちらのイベントはアーカイブがありますよ。
▶︎こちら

インタビュアー村上さんが、さまざまなジャンルのクリエイターに根掘り葉掘り聞くシリーズ企画。今後も楽しみです。


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