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初学者が企業の心理士として働くこと

心理士の活躍領域のひとつである「企業」に
大学院を卒業したばかりの心理士が
務めることについて
考えたことを書いてみようと思います。

結論からお伝えすると、大学院を卒業したすぐに
一般企業で心理士として就労することは
あまりおすすめしません。

大学院を修了したばかりの心理士は、
知らないことがたくさんあります。
それは知識ベースのことだけではなく、
「実際のところ」というやつです。

企業においては、
すぐに役立つ動き、程よい妥協、
利益の追求、ラポールの構築などが同時に
求められます。
こうしたこと滞りなくを行うには、
心理士としての専門性だけでなく、
人間的なスキルも必要です。

個人的には、現場で心理学を実践することで、
限界や自分の思い込みを知ることも
大切だと思います。
クリニックや病院、児相などに務めると
低い給料を受け取るかもしれませんが、
長期的なキャリアにとっては
必要な期間だと考えています。
心理士として長くキャリアを積みたい場合には
一度現場で揉まれることをおすすめしたいです。

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