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今夜はブギー・バック

年長さんになる娘が隣町のダンススクールに通ってます。
通い始めて2、3ヶ月経ったかなと思います。

うちの娘はどこにいっても秒で友達を作るので、体験で参加した初日から同じクラスの女子と友達になってました。
一個上だけど同じ保育園の女の子もそこに通ってて、この子とも先輩後輩的な感じで楽しくいっしょに園で踊ってました。

そんな娘が、家でもちょくちょく習ったステップを練習するようになり、踊りながらスタジオで流れている曲を口ずさむんですけど、

ブギー・バック。
シェイキナップ。
神様がくれた~
甘い甘いミルカンハーニー♪

と歌ってまして、おお、懐かしい曲で踊ってるんだねぇと、中年は胸が熱くなったわけです。

僕の世代(90年代に10代)が知っているのは小沢健二とスチャダラパーが歌ってた原曲なんですが、その後何度かリメイクされてるんですね。
名曲ですもんね。

今でも90年代の日本の音楽は聞きますね。

自分の中のそんなに多くないPOP記憶域がこのへんの年代の音楽でもう埋まってしまってるんだと思います。

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先日、ずっと音楽再生機として使ってた iPhone (← Android に機種変したので使わなくなった)が引退しまして、試しに Sony の Walkman を買ってみたんですよ。初 Walkman。

iPhone って基本的に外部記憶媒体は受け付けないじゃないですか。
でも Walkman は microSD カードをぶっさせるので、PC の中に眠ってた音楽ファイルをしこたま入れてやりましたよ。

昔々に CD から取り込んだやつとかもいっぱい入ってるんで、シャッフルで再生すると懐かしい曲がかかります。

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僕にとっては懐かしい曲でも娘にとっては初めて聴く新鮮な曲なわけで、「おお、その曲が好きなの? おつだねー」なんて思うことがちょいちょいあります。

「今夜はブギー・バック」と同じくらい古い曲だと、フィッシュマンズの「いかれたBaby」とか好きですね、うちの子。

あと小島麻由美の「ハードバップ」とか。

親が好きだから子どもが影響受けてるだけと言えばそれまでなんですが…。

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自分で子育てしてみて、世代間の情報伝達っておもしれーなーと思います。

僕の親も音楽好きで、僕が子どものとき気がつけば身近にレコードがいっぱいありました。

「好きなアルバムを選んで聴く=なんかわくわくして楽しいこと」という、行動と印象のつながりが自然とありました。
でもそれは生まれた家の影響なんだなと、これは大人になるまで実はわかりませんでした。

音楽、ダンス、あと他に読書とか、絵を書くこととか、それからコンピュータやそれを通じて得られる情報に触れることとか。そういう(格好良く言えば)アクティビティを通して、親世代が何十年も蓄積してきた情報、これがぎゅっと圧縮された感じで子どもに伝わっていくんですよね。

子育てはそれを目の当たりにできるから、なんか毎日興味深いです。

SN

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