逆境は自分次第で乗り越えられる、という教えと親ガチャについての私見

この記事を読んで、ガッツ石松さんのことが好きになりました。
 
もともとガッツ石松さんのことは何となく好きだった私。この記事内にも書かれているEテレの番組のチッチ(黄色いウサギ)の声がすごくいい存在感を放っているなと思っていたのですが、ガッツ石松さんという人が本当にすごい方なんだ、とあらためて知ることができました。

最近、親への文句が噴出しそうになっている私にとっては、いい薬になるようなお話です。抜粋してみます。

今、“親ガチャ”と言ったりして生まれを嘆くのもいるようだけど、その境遇をどう乗り越えるかは、自分次第なんだよ。

9/5(火) 16:14配信
Newsポストセブン

ガッツ石松さんは“生まれた家が貧しく、ご飯が食べられないほどだったけれど、だからこそハングリー精神が生まれて、世界チャンピオンになれた”ととらえていらっしゃいます。

このお話は、若いときに聞いても「へぇー」と流してしまったかもしれない。今だからこそ、心に響きます。

私は、ガッツ石松さんみたいに、ご飯が食べられなかったことはなく、借金を背負ったこともありません。ただ、結婚生活で毎日のように夫からいばり散らされ、やり返しましたが、手を上げられたこともあります。最近では夫のような人を選んだのは、親の影響もあった、などと考えていました。

私の経験は、ひどいと思えば、いつまででも恨むことができるほど、ひどいものではありました。モラハラにあった人でないとわからないかもしれないけれど、自分に価値がないと思えて、悪夢を見たり、頭痛が起きたり、心臓がドキドキしたり、つらかった。でも、過ぎたことをいつまでも恨むような生き方はしたくありません。

私の場合、モラハラから逃げられなかった背景に親の影響はたしかにあったように思います。でも、それをここに書くにとどめておいてよかったと今の時点では思っています。やっぱり、どうしても、私は親を悲しませたくありません(洗脳、刷り込みもあるかもしれませんが)。一部、間違っていても、一生懸命育ててくれたことが伝わっているからです。

・夫の言動は紛れもなくモラハラだった
・モラハラを拒否できなかった背景には親の影響があったのだ

このように考え、書き表すことは「自分のせいじゃなかった」「私は悪くなかった」と思うために、私にどうしても必要なことでした。これからも、必要に応じてこの考えに戻ることがあると思います。

でも、以前も書いたように、ずっとモラハラ被害者ではいたくないし、親への恨みを抱えていたくもありません。

ガッツ石松さんが貧しかったからこそ、世界チャンピオンになれたように、私も苦しかった経験(夫からのモラハラと親からの影響)を「だからこそ」と言えるように、生きていきたいです。

ガッツ石松さんが、ボクシングの世界チャンピオンでありながら、あえてボクシングジムではなく、他の商売や芸能活動をされたのも、すごいチャレンジ精神だと思います。その過程では、借金も抱えることになり、周囲の人や家族から「なぜボクシングで地道に稼がないのか」と言われたこともあったのではないか、と想像します。

一緒にするような話ではないのですが、私が今モラハラされたのに離婚をしない道を選び続けているのは、あえて選択していることです。昔、モラハラにあった初めの頃に離婚を選ばなかったのは親の目を気にしてのことでした。今は離婚を選べる精神状態になってきたけれど、あえて選んでいません。

私には、せっかくここまでがんばったから、この結婚生活、もう少し挑戦したい気持ちがあります。今は夫に対して、まだ複雑な思いがありますが、夫のことを今より認めたり、許せるようになりたくて、それに向けてnoteも書いているところがあります。

最後に、引用した記事内では触れられていませんが、ガッツ石松さんの親御さんは、貧しくても、ガッツ石松さんの心を深く傷つけることはなかったのではないか、と推察します。

できれば、どんなご両親だったか知りたいと思い、調べたら、ご両親とも、ガッツ石松さんの味方をしてくれたとありました。貧しさゆえに不良になってしまったガッツ石松さんを庇ってくれたのだそうです。やっぱりです。
https://archives.bs-asahi.co.jp/sp/arigato/lineup/000013/

個人的には、子どもの心を深く傷つける親に対して「親ガチャ外れた」と言うのはアリで、そうすることで、親から受けてしまった洗脳が解けることもあると思っています。

私の場合は、親の毒レベルがそんなに高くないので、親ガチャ、毒親という考え方を両親にぶつけることはしたいと思わず、自分の気持ちの整理のために使っています。






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