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「ビタミン愛」欠乏症と「大丈夫だよ」スタンプ

保健室で子どもたちと関わっていると、「ビタミン愛」欠乏症だと感じます。
そして、「大丈夫だよ」というスタンプを押してもらいたくてやってきます。


さみしい。
話を聞いて欲しい。
わかってほしい。
認めてほしい。
理解してほしい。
優しくしてほしい。
そばにいてほしい。
安心させてほしい。
落ち着かせてほしい。
居場所が欲しい。

子どもたちは、
不安定な世の中で、思春期の不安定な年頃で、
心配や不安を受け止めて安心させてくれる居場所や存在を、ずーっと求めている気がする。

友達だけでなく、先生、親など大人の顔色を伺って伺って。

不安だよね、心配だよね、心細いよね。

保健室に来る子どもだけでなく、保健室に来られずに1人で抱えている子ども、笑顔とマスクでなんとか隠してやり過ごしている子ども。

いろんな子が、いろんなことを考え悩んでいる。



保健室に来てくれたら…
私が関わることができたら…
即効性はないかもしれないけど、
「ビタミン愛」のサプリメントを処方して、たくさんたくさん「大丈夫だよ」スタンプを押してあげます。



解決はできなくても、
荷下ろしをしてもらえるように。
泣いてしまっても、笑えるように。
家族にはなれなくても、
親身になってもらえるという、
温かい居場所になれるように。

保健室から出て行くときに、少しでも上向きな変化があればいいなと思っています。
おだいじに、ではなく
いってらっしゃい、と言っています。


担任の先生が、生徒の様子を訪ねてきたら、担任の先生にも「大丈夫ですよ」スタンプとともに、「お疲れ様です」スタンプ、保健室を気にかけてくれて「ありがとう」スタンプを押します。

担任の先生はものすごく大変です。

担任がいるから養護教諭がいる。
教室があるから保健室がある。

そうありたいなと、
伝わればいいなと思って、
私は今日も
子どもたちと向き合い、
先生方をサポートしています。

できてたらいいなぁ…。


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