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心のお悩み解決情報

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元教師の心理カウンセラー前田泰章が【人間関係・心の悩み】に役立つ情報を、実体験を通して語っています。毎回、気づき・発見を促せる内容をお届けいたします!
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2023年7月の記事一覧

#55_好きな人と距離を縮める方法

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「好きな人と距離を縮める方法」についてのお話です。 相手が自分にとって特別な存在であることを伝えるときは、「君にしか」「あなたにだけ」 といった言葉を使うことが有効です。 自分の気に入ったものを、特別扱いして気に掛けることを、「えこひいき」といいます。 この「えこひいき」を、周りの人と協力しあうことが大切とされるビジネスの現場で発揮すると、周りの人から怒りを買うおそれがあります。 しかし、特別に親しくなりたい相手、特に

#54_人間関係のしがらみを軽くする方法

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「人間関係のしがらみを軽くする方法」についてのお話です。 「あの人とは気が合わないけど、 嫌われたくないから我慢しなくちゃ」とか、「世間体もあるから人付き合いの トラブルだけは気をつけないとね」などという考えばかりで行動していると、だんだんと本当にしたいことや、自分らしさを見失ってしまうことにもなりかねません。 でも、そんなに色々我慢したところで、相手があなたの努力や我慢を正当に評価してくれるかどうかは分からないし、多くの

#53_苦手な人と仲良くなって世界を広げる

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「苦手な人と仲良くなって世界を広げる」についてのお話です。 学生時代までは、そういう人と無理して付き合う必要がなく、気の合う仲間とだけ付き合っていられるので、人間関係はある意味ラクでしょう。 ところが、社会人になるとそうもいきません。 部下は上司を選べないし、上司も部下を選べません。 この、「苦手な相手とも上手に付き合わなければならない」ということが大きなストレスとなり悩んでいる人は、少なくありません。 誰かを苦手と

#52_感情は放っておいたら消えるもの

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「感情は放っておいたら消えるもの」についてのお話です。 その勘違いとは、感情というものは、放っておいても持続するものだ!と思い込んでいることです。 たとえば、朝の通勤電車でちょっと嫌な出来事があってイライラしていても、午後になればすっかり忘れてしまいます。 どんな不愉快な気分も、一週間も引きずることなどまずないでしょう。 そんなふうに、感情というのはずぐに消えてしまいます。 熱烈に恋をして、「この恋は永遠だ!」と言う

#51_あえて他人に流される

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「あえて他人に流される」についてのお話です。 一般的には、他人に流されるのはよくないことだとされています。 それはそれでよくわかるのですが、「あえて他人に流される」という選択肢もあっていいし、「流される力」とでも呼ぶべきものもあるのだと思います。 たとえば、あなたが友達から「マラソンって面白いぞ!一緒に来年のマラソン大会に出ようよ」と誘われて、そのまま「じゃあ、やってみようか」と受け入れる。 これは、形のうえでは友達の

#50_才能を開花させる方法

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「才能を開花させる方法」についてのお話です。 出来事はただの出来事なので、ピンチかどうかは私たち自身の受け止め方、考え方にありますが、それでも一度くらいは、ピンチだ!やばい!と感じたことは誰にでもあると思います。 では、ピンチはどんなときにやってくるのでしょうか? そう、ピンチは、自分が大きく成長するためにやってきます。 今まで気づかなかった、自分の才能を開花させるためにやってくるのです。 けだるい昼寝をしているとき

#49_そっとしておく問題解決法

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「そっとしておく問題解決法」についてのお話です。 この倉庫を整理したいけど、今は作業場所がないので、「年末まではこのままにしておこう」と判断したりするのと同じように、 自分の心の中にも、長年解決しないままだけど、まだ今はそれを考える時期ではない問題や、最近おこった自分ではどうしもない問題など、「今は片づけられない、さわらないほうがいい」という部分があります。 見ても仕方ないことなら、今は見ないようにします。 つまり、い

#48_本当の自分はどこにいる?

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「本当の自分はどこにいる?」についてのお話です。 仕事で不本意なことをしてしまったときや、上手くいかないときに、「こんな自分は本当の自分ではない」「自分は、仕事をすることで変わってしまった」などと思いがちです。 しかし、仕事をしていくなかで得た性格も「本当の自分」ですし、仕事をしていないときの性格も「本当の自分」なのです。 人は、置かれた状況やその時の相手によって、その時々で必要とされる「本当の自分」で生きているだけです

#47_あまり怒らない人が怒らない理由

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「あまり怒らない人が怒らない理由」についてのお話です。 そんな人は、大抵、あまりストレスのない環境下で好きなことをしているか、次々に新しいことを考えたり、何かに熱中したりしています。 つまり、喜びや楽しみ、好奇心、幸福感で気持ちを満たしているために、怒りやイライラが入ってくるすき間がないのです。 ある人は、 ・海外旅行を楽しんだり、 ・英会話に夢中になったり、 ・マラソンを楽しんだり、 ・頼ってくる人たちの世話で

#46_八方美人ほど八方ふさがりになりやすい

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「八方美人ほど八方ふさがりになりやすい」についてのお話です。 それは、「考えることが多すぎる」ということです。 もちろん、考えなければならないことがたくさんある状況だからこそ、悩んでいるのは当然のことでしょう。 しかし、その考えは、たいてい堂々めぐりにおちいっていることが多いものです。 「こうしたいけど、Aさんが怒りそうだ」 「こうするとBさんに迷惑がかかる」 「こんなことをしたら、みんなになんと思われるか」 「

#45_孤高な人は人間として強くたくましくなる!

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「孤高な人は人間として強くたくましく」についてのお話です。 森の中で他の多くの木とともに伸びるのではなくて、一本だけで立っている「孤独な木」は、強い風や雨をまともに受けてしまいます。 それだけその木としては厳しい環境にあるのですが、その分、その木は丈夫に育っていくのです。 「孤独な人間」も、そんな「孤独な木」と同じだ!とチャーチルは言っているのです。 孤独なために、その人は厳しい状況に立たされることもあるかもしれません

#44_役に立たない人間を部下に持ったら・・・

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「役に立たない人間を部下に持ったら」についてのお話です。 あなたなら、どうしますか? もちろん、中にはどうしようもない部下がいる事も事実です。 しかし、上司の考え方ひとつで、部下を活かすことができるのも事実です。 そんな役に立たない部下を持った営業所長と、松下幸之助さんのエピソードをご紹介します。 昭和30年代の前半、事業所が全国に増えつつあった松下電器の急成長時代のこと。 ある営業所長が、 「自分のところは新しい職

#43_他人を信用する基準とは?

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「他人を信用する基準」についてのお話です。 口数は少ないけど、約束は必ず守る人。 自分の言ったことに責任を持つ人。 こういった方は、たいてい信用できますよね。 ですが、こういった方がもし1回でも約束を守らなかったら・・・ 自分の言ったことを1回でも実行しなかったら・・・ 信用できなくなってしまいますか? もし、「完璧」「絶対」を基準にして、相手と付き合っていたら苦しくなってしまいます。 完璧な人などいません。

#42_孤独に打ち克つ心構え

「心のストレッチルーム」前田泰章です。 今回は、「孤独に打ち克つ心構え」についてのお話です。 胎児はお母さんのお腹の中で、膝を両腕で抱え込み、そこに頭を埋めるようにして丸まっています。 その姿はまるで、ひとりぼっちの淋しさを自分の温もりでなぐさめているかのようです。 僕は胎児のそんな姿を思い起こすたびに、「人は命を授かったその日から、ひとりぼっちなんだなあ」としみじみします。 皆さんにもあるのではないでしょうか? 孤独感にさいなまれ、暗い部屋で一人、膝を抱えてシク