ここのメルエムが考えてること【HUNTER×HUNTER考察】
このコマでメルエムが考えてること、おそらく大半は
①「哀れな小娘だな…」
②「しかし大した小娘だ…」
③「クソッ…自分が恥ずかしい…」
あたりではないでしょうか? 私もそう思います
でも実はもう1つあると思ってて、それは
④「あれ…?余も王じゃなかったらゴミじゃね…?」
です
そう思った理由は 直前のコムギの台詞
「軍“儀”王、一度負けたらただの人」という格言
これを
「軍“蟻”王、一度負けたらただの蟻」
と言われたようにメルエムは感じたのではないのか?という説です
「王は一度でも負けたらゴミなんです」って、それつまり
「賭けに負けたお前(メルエム)はゴミですね」って煽ってるんですよ、これ(笑)
コムギ自身はまっったく自覚してないけど(笑)
事実、もしコムギの望みがメルエムの命だったら、遊び半分のギャンブルで自死するなんていう、ゴミみたいな死に方する所だったわけで
「現時点で自分がゴミと紙一重であること」を認めざるを得なくて、それが許せなくて腕を引き千切ったんだろうと
そして、ここから大事なんですが
この時からだんだんとメルエムは、
同じゴミとして、コムギにシンパシーを感じ始めた
同じゴミとして、コムギと仲良くなりたくなっていた
のではないか?と(ゴミとは“不要者”という意味です)
メルエムは王の責務をくだらないと思い始めてました
もし王を辞めたら自分は「小娘に負けてるゴミ」でしかないし
コムギも王を辞めたら「足手まといのゴミ」なわけです
「そちも余と同じゴミなんだな…(しんみり)」
と感じててもおかしくないと思いませんか?もちろん無意識にです
つまり、王が病み始めた瞬間なのではないか?と
というのも腕を千切った後のメルエムが、あまり悔しそうに見えないからです
屈辱と恥の上塗りを繰り返してるのだから、もっと怒気を孕むというか、楽しんでるにしても
「フン、やりおるな小娘!気に入ったわ!」「次は負けぬ!ギギギ…」みたいな感じにならないだろうか?
ここのメルエムは「楽しい…」「心地いい…」みたいな、穏やかというか、幸せを噛み締めてるように見えるし
休憩を挟む(コムギと離れる)たびに「余はなんで生まれてきたんだ…」「余は間違ってたんじゃないのか…?」「1人にさせろ!ウザいんだよ!」と情緒不安定になってるわけで
やっぱりヘラってると思う、完全に
ヘラってコムギにどんどん依存していってるようにしか見えない
(※【ヘラ・る】精神的に落ち込むこと、病むこと。メンタルヘルスが語源)
男が自信とプライドを打ち砕かれて、何もかもが嫌になってる時に
同じ趣味もった女の子がつきっきりでゲームで遊んでくれたら
そりゃ誰でも依存するよね、はい論破、Q.E.D. 証明終了
メルエムについてこちらの記事も是非
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