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脂質を摂ると太るのか?


人はどうやって太っていくのでしょうか?

太るパターンは大体2つに分けられます。


①糖質を摂りすぎる


糖質を摂取すると 体の中で消化吸収作用によってブドウ糖に変換されます。そうすると血糖値があがり、血糖値をコントロールするために膵臓からインスリンが分泌されます。
そのインスリンが血糖を筋肉や肝臓、脳、脂肪組織に取り込むことで血中の血糖値が下がるという仕組みになっています。
過剰に糖質を摂取した場合、全身の組織で使い切れず、インスリンの作用によって中世脂肪として蓄えられ、太る原因となります。
またインスリンは脂肪の吸収を高めて、脂肪を落としにくくするという作用もあり、糖質を取りすぎた場合はその分脂肪に蓄えられてしまうことで太る原因となります。
 

②脂質を摂りすぎる


脂質は食べすぎるとそのまま脂肪になって太るというイメージがあると思います。
脂質は摂取すると脂肪酸となり体内に吸収されます。エネルギーとして消費されますが、たくさん摂りすぎると、脂肪に蓄積されていきます。
しかし、脂質は体の中の細胞膜やホルモンの材料になり、体にとって重要な働きをしているので取り込まれた脂質はまずそちらの方に利用されます。
また脂質の性質として吸収までに4時間ほどかかる上に、水に溶けにくいことから腸で100%吸収することは難しく、大量に食べても体内に取り込むことは難しいと言われています。
ということで、脂肪の種類にもよりますが、食べすぎてもほとんど便として体外に出ていくため以外と太りにくいのです。


脂質を摂ると太るのかどうかと言われると、もちろん摂りすぎると太る栄養素です。

しかしここで歴史をちょっと遡ってみましょう。

昔、コメや小麦などはほとんど食べられなかった時代がありました。

肉や魚をメインに摂取していたため、遺伝子構造的に糖質よりも脂質の方がエネルギー代謝が効率的で体に馴染みやすいのです。

動物性の脂の過剰摂取を控え、(加工された油ではなく)体によい自然由来の油を摂取することで、体の機能の改善に役立ち、むしろダイエット効果や美容効果が得られる栄養素でもあります。


この2つの太る理由をしっかり理解し、頭に刷り込んでおけば

これを予防する行動をとることができ、ダイエットに繋がります。


次回は、”食べながら痩せる”ことができる食べ方のコツについてお伝えしたいと思います。


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