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アートと夢を使って人生を前に進めるプログラム☆報告②夢解き編

「アートと夢を使って人生を前に進めるプログラム」(全6回)は、
①(アート)風景構成法を使って現状認識
②(アート)人物画を使って自己認識を深める
③(アート)SWTを使って感情と意識のバランスをみる
④(夢)みた時期を問わず気になっている夢の描画
⑤(夢)夢日記をつけて夢と現実のつながりを観察する
⑥振り返り・私のアイデンティティを言語化する
という流れで進めています。

セッションの始めに近況のシェアリングを行なって、そこで話された内容や
その日のクライアントさんのもやもや、テーマなどに応じて
カスタマイズするので、必ずしもメニュー通りに進むとは限りません。
その時、必要な気づきが得られるよう意図して、ちょこちょこ入れ替えをしつつ、行なっています。

今日はモニターさんがみた夢のメッセージについて報告します。

モニターさんの夢日記①
モニターさんの夢日記②
夢描画(上記の夢日記を絵にしたもの)

夢描画を鑑賞しながら、細かい部分について問いかけたり、補足の説明をもらいながらセッションを進めていくと・・・
夢主さん(クライアント)の仕事をめぐる状況が投影されているように感じられてきます。

夢主さんは小学校の補助教員の仕事をされていますが、こどもたちとどのように接するか、こどもたち本来の力をどう育んでいけるか、どのようなアプローチが適切なのか、とても熱心に学ばれて、現場に役立てようとされている方です。しかし、公教育のシステムの中では中々声を出せず、書面等にして伝えようとしても届かず、目的や意図が共有されないまま指示に従うしかなかったり・・・・繊細にたくさんの感情を感じていらっしゃいました。

日々のやらなくてはならない仕事の中で、いつの間にか鈍麻させていたそれらを、夢を通して語っていただきながら、夢の焦点が見えてきました。

夢主さんが下行きのエスカレーターに乗って、下に降っている場面。
下からエスカレーターの流れに逆らって、下行きのエスカレーターを昇ってくる夫婦。夢主さんは思わず、右側に自身を寄せて夫婦に道を譲ります。
夫婦は右側を逆行したまま、昇っていく・・・ココです!

夢を読み解く際に、「右」「左」はとても大きな鍵です。
それが何を表すのかは、文脈や夢の内容、その人が持つイメージによって異なるので、絶対そうだとは言えないのですが、一般的には次のように解釈されます。

「右」=男性性や外向性、意識的な部分、能力、支配的な力、正しさ
「左」=女性性や内向性、無意識的な部分、感情、創造性、受容的な力

今回の夢では、夢主さんと夢の中に登場する夫婦は右側にお互い身を寄せすれ違います。
つまり、正しさと正しさで正対するのです。お互いの正しさでぶつかり合うわけですが、夢主さんは下方向、本来の機能通りの向きに進んでいて、一方夫婦は逆行してくるわけなので、明らかにルール違反かつ危険行為です。
夢主さんは夫婦に対して、ルール違反だ!と伝えることもできますが、言えず道を譲ってしまう・・・・

ここに現実世界の力関係と理不尽さを体験した夢主さんの心が代弁されているように思え、夢主さんの心を語っていただきました。

仕事や毎日の生活、色々言いたいことや納得いかないことがある時、
言っても仕方ないと呑み込んでしまうこともたくさんあるでしょう。
でも、感じている感情までなかったことにしてしまっては
自分がかわいそうです。感じて、その先どうするかは別です。

ああ、、、私はこんな気持ち、こんな風に感じている、こんな風に思ってるんだなあ・・・そこを受けとるだけで、夢は本望です。
また違う夢をみせてくれることでしょう。

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