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こどもと学び

小学2年の娘が家でドリルをしているのを覗いたら二進法の計算問題をやっていました。
コンピューターのプログラミングに必要になるとのこと。
見せてもらっても、私にはもう何のことやらさっぱり。
今の子は大変ですね、1年時から英語の授業もあるといいますし。

しかし本当に小学生から二進法や英語を学ぶ必要があるのでしょうか。

確かに私の子供の頃とは社会の様相もだいぶ変わりました。社会生活を営む上で必要となるスキルも変わってきましたし、これからも変わっていくでしょう。
しかし義務教育においては日本語の読み書きと初歩的な算数さえできていれば良いのではないかと思います。

過剰な劣等感さえ持たなければ、やりたいことが定まれば、長い人生追いつくぐらいのことはできます。専門的なことは必要や興味が生じた時にそれぞれが学べばよいことだと思います。
何をやりたいかの方向性もついていない中であれもこれもと要求し、理解もできない端から詰め込んでいく。子供たちがしらけたり、指示が与えられるまで動かなくなるのは当然だと思います。

机の上の学習も先人たちの知の集積ですから大切なことです。それを学ぶことで確かに効率良く物事が運ぶこともあるでしょう。
しかしこの世界は理屈どおりにいかないことの方が多いです。この世界を強くしなやかに生きていくための知恵はいろいろな遊びを通した実体験から得ていくものではないでしょうか。

物事の習得には順序があり、幼少期は基礎を形成する大切な時期です。
この時期はしっかりと歩き回って体力をつけることがまず何よりすべきことです。体力がついてきたら色々なことを知りたいという気力、意欲が湧いてきます。それからそれぞれの興味や関心に従って知力を養っていくことが自然の理だと考えます。
子供たちから時間や損得を考えずに自発的に行動する時期を失わせてはいけないと常々考えています。

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こどもと高野川でよもぎをたくさん摘んでよもぎ味噌を作りました。こどもはおにぎりに入れて、大人はお酒のアテにもなります。

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