2020.4.13~4.26 雑記

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この週は、無理な姿勢でのデスクワークで調子を崩された方が多く来院されました。

もともとご自宅で長時間パソコンに向かうということはあまりないでしょうから、在宅で長時間パソコンに向かわれるという方はデスク周りの環境整備が急務になりますね。

近所の阪急洛北スクエアのロフト(現在閉店中)に行ったら椅子に乗せるクッションがたくさん店頭に出ていました。私もとりあえず全種類試してみました。
最近は本当に種類が豊富ですね。座位姿勢で理想的な骨盤と腰椎を前傾位に保つものが増えた印象があります。
姿勢を強制することの弊害はありますが、長時間に渡って骨盤と腰椎が後傾位にあるよりはましであると思います。
こういったクッション選びで一つ気にかけて頂きたいのは仙骨と尾骨部分を圧迫しないものかということです。その部分は何も無いものが理想的です。

仙尾骨は背骨の一番下部にあたり、この部分を後下方から圧迫すると背骨を綺麗なS字に立てられなくなります。
また仙尾骨は呼吸と同調して微妙に動いています。この動きが脳脊髄液の巡りを助けています。脳脊髄液は脳や脊髄の栄養や排熱の仕事をしていますから、この巡りが悪くなると頭がボンヤリしたり、疲れやすくなります。
ですから、この仙尾骨の動きを阻害しない作りのものを選んで頂きたいと思います。

またデスク周りの環境で気をつけて頂きたいのはモニターの位置です。
骨盤を立てて背骨がS字を描くように座ったら、顔の真正面にモニターが来るのが理想的です。
たいていモニターは顔よりも低い位置にあると思いますが、これをできるだけ目線を下げずに見ることができる位置に持って来てください。
低い位置にあるとどうしても下を向かなくてはならなくなり、首まわりの筋肉に負担がかかるからです。

大きなポイントとしてはこの2点です。細かい点を挙げればもっと色々とありますが、この2点をおさえて頂ければ長時間のデスクワークの負担をかなり軽減できると思います。

もともと人間の身体は長時間椅子に座るように作られてはいないので不調が出てくるのは致し方ないところではありますが、環境を整え出来るだけ生理性の高い姿勢でお仕事に取り組んで頂ければと思います。


古今整体室ではそれぞれのお仕事内容を考え、理想的な環境や動作のご提案、ご助言をさせて頂きます。先の見えない厳しい状況ではありますが、日々快適に過ごして頂けるようお手伝い致します。

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