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株式会社ここのやさいとブルべ猫のあゆみ

 こんにちねぎねぎ。株式会社ここのやさいです。私は、新潟市で地元の野菜をご家庭に定期便としてお届けする八百屋さんを、ひとりでしています。31歳、霜降り明星と同い年です。

 さて、最近弊社のインスタ(@kokonoyasai)で、「ブルべ猫」としてグレーの飼い猫を毎日アップしています。ブルべとは言わずもがな「ブルーベース」の略。よくパーソナルカラー診断で、「ブルべ冬」とかいいますよね(私は受けたことないけどイメージカラーは黄色とよくいわれる)。うちの猫は、全身グレーでおめめが黄色。語感と色だけで、「ブルべ猫」と載せてみたところ、毎日多くの方からかわいいかわいいとDMをいただくようになり、最近では、定期便をご注文いただいた方から「ブルべ猫のファンです!」とコメントもいただきました。オイオイオイ、家から一歩も出ずついに仕事を取ってくるようにまでなったというのか?

記事執筆時点最新のブルベ猫氏

 そんな感じで、多くの方に認知されはじめた「ブルべ猫」はそもそも何者で、弊社とはどのような関係にあるのかを、改めて書いていこうと思います。長いです。写真もたくさんです。

ひまなときによんでね

「ブルべ猫」は何者なのか?

かんたんなプロフィール

名前:こま(私は普段「こまち」と呼んでいる)
性別:男児
たんじょうび:2022年8月くらい(たぶん。今1歳)
色:グレー。ひげもグレー。肉球はあずき色。目は黄色い。

ちっちゃい時代


せいかく:最高にビビりアワード大賞受賞レベルでの臆病。でも甘えん坊。ピンポンの音が怖い。Youtubeとかで流れてくるピンポンの音にもぶち切れて逃げる。あと喋る。早朝に夜型人間の私をクソデカボイスで起こす。しかもわざわざ耳元で叫ぶ。これは許せない。

何かとしゃべる

ブルべ猫氏との出会い

 弊社は2022年10月に爆誕しました。この頃、取引してくれる農家さんを探している準備段階で、毎日いろいろな畑に行っては農家さんと話したりしていました。この当時、私が浪人してたときからの付き合いの友人「優さん」が、イベント会社で働いていて、「次のイベントでドリンクとして新潟の果物を使ったサワーを作りたいんだけど、いい感じの果物ありませんか?」と連絡をくれたので、新潟県聖篭町(県内でも有名な果物の産地)に梨とぶどうを買いに行っていました。10月上旬だったので、ぶどうがそろそろ終わりごろかな~というときで、ドリンクにするから種なしのものを探していたところ、1軒だけ見つかりましてね。

 ぶどうを選んでいると、猫の鳴き声がしたので、「ここでは猫飼ってるんですか?」と聞いたところ、「飼ってなくて、最近鳴き声が聞こえるのよ…」という答えが。こわっ。園主の方がすかさず「俺どこにいるか知ってるぞ」と言うので、なぜか案内してもらうことに。いやこえーよ。畑のすぐちかくにあった用水路の斜面に草むらがあって、声がどんどん近くなっていくのを感じました。で、よーーーーく見ると、ネズミみたいなサイズの小さな毛玉がいるではありませんか。

よーくみてね!

 正直、「わぁーーーやべぇの見ちゃった」と一番に思ったのをよく覚えています。だって、私の家、賃貸で猫は1匹しか飼っちゃいけない契約で、先住猫がすでにいる。しかも、開業したてて自分の将来だってままならないのに、子猫なんか飼えるわけないだろwwwバカかよwwwと思ったわけです。よく聞くと「全然この場所から動かない。ケガしてるか障害があるんじゃないか」と。まじかよおまけにワケありかいな。でも、実家にも2匹保護猫がいて、自分が飼ってる猫も拾った猫で。そんなんで落ちてる猫を見捨てることが私にはどうしてもできなくて。これから商売でうまくいかなくなったとき、私はきっと毎回思い出すんだろうな、「あのとき猫を見捨てたじゃないか」って。開業したての自営業者のマインドだよねよく考えると。 

    そんで、一旦新潟市の家に帰り、猫を保護するためのキャリーとかちゅーるとかを取りに戻ったわけです。年の離れた弟もつれて。もう腹をくくって、猫を保護するぞと思って、すっかり日の沈んだ田舎道で、猫をつかまえるためにスマホのライトで照らしながら捕獲作業。知らん軽トラのおっちゃんから、ぶどう泥棒の疑いをかけられてなぜか軽く怒られて。「いや猫の保護してるんですけど」って言ったらこちらに謝りもせずどっか行ったの、私はまだ根に持ってるからな。 ちっちゃいうえに動けないくせに一丁前にシャーしてくるし、逃げようとするから川に落ちそうになったので、意を決して捕まえたところ、体中にヘドロとかゴミとかがくっついてるではありませんか。なんでかは全然分からなかったんだけど、とりあえず動物病院に直行。正直ちょっとキモかった。 病院について、やっと顔をよく見ることができた。意外とかわいい顔してるじゃん。ネズミみたいだしきったないけど。お医者さんからは「とりもち(のりがくっついてぱたんと閉まるタイプのネズミとり)がついてるので、罠に引っかかったんだろう。明日体力が持てば除去の処置をしますが、衰弱してるので今日もたない可能性もありますのでご了承ください」と言われ、はいわかりましたと二つ返事で答えました。

これがとりもち。画像検索したらグロかった

正直、自然の摂理だから死んでもしょうがないと思っていたし、最善は尽くしたと思ったので、その日はたんたんと、入院させました。 翌朝、病院から電話がかかってきて、「普通にごはんめっちゃ食べて元気なのでもうお風呂に入れました!」と斜め上の連絡が。いやおもしろすぎる。あわてて家にケージを用意して、お迎えにいくと、顔にはまだとりもちをつけたままのブルべ猫がいるではありませんか。 と、まあそんな感じで、私の家で子猫を保護することになったわけです。


最バブ期

家猫としての修行を乗り越えて

家にきてからのブルべ猫~なかよぴ舎弟編~

 うちに来てから、先住猫がいたのでケージで隔離していました。顔を合わせるたびにシャーされ、エサをやろうとするとパンチされ。

は?

    ちょっとムカついてはいたものの、先住猫のマキのことが気になって仕方ない様子で、マキが近づくとシャーもなく甘えた声を出すように。そう、彼の中でマキ(こちらも男性)は、ママとして認識されていたのです。
 虫下しも終わり、とりあえずうるさいしケージから出すかぁということで、開放すると、真っ先にマキのもとへ行き案の定ベタベタに。これがブルべ猫なかよぴ舎弟編です。里親募集も考えていたのですが、マキと仲良くしているのを見て、こっそりないしょで飼うことに決めたのでした(ほんとはよくない)。

ご飯食べてるのを見守ってる
いつもいっしょ

 今では「ビジュがいい!」とちやほやされていますが、朝起きたら寝室の壁にうんこをくっつけていたり、羽毛布団に毎日おしっこしたり、相当の問題児でした。それ以来、私の掛布団はドンキの安いやつです。

よく2匹でお外をみてた
べったり
よりそっていた

先住猫マキとの別れ~ひとりだち編~

 先住猫のマキとは「付き合ってる?」と思うほど仲良しで、いつも寄り添って寝ていました。マキは、それまで噛み癖がひどかったけれど、弟分との猫社会ができたことで噛み癖がなおり、穏やかな性格になっていきました。

まんざらでもなさそうだった

 2匹は毎日くっついていたけれど、2023年の10月、マキは突然体調を崩してしまいました。私が気づけない間に、いつのまにか病気を患っていて、5歳で突然の別れとなって。半年たった今でもしっかり悲しくて、もっと早く気づけていたらという後悔のきもちは、これからもずっと付き合っていかなければなのだろうなと感じています。

 マキが亡くなってから、ブルべ猫氏はべったりの対象が私や弟(一緒には住んでないけどいつも会いに来てくれる)になって、ひざに乗るようになったり、同じ布団で寝るようになったり。前より少し人間に対して友好的になった感じがします。甘えん坊だからこそ、よくしゃべるのかもしれないですね。でも4時台に起こすこと、私は許してないからな。

ブルべ猫、今後の展望~確かな足取り~

 さて、そんな感じでブルべ猫と弊社のあゆみをご紹介しました。インスタに載せたことはあっても、ここまで詳しく書いたのは初めてかもしれません。なんせ、私の大得意な「深夜のテンション」ってやつです。長いし読みにくいところがあるかもですがどうか許してください。
 今後、彼には引き続き「ブルべ猫」として弊社のインスタを盛り上げてもらうという重大な任務があります。Nyan with a missionというわけです。猫を拾った話をすると、どんだけ彼がうんこを漏らしていて、カーテンをボロボロにしてたとしても、色々な方から「招き猫だよ」と言われ毎回イラっとしていたので、彼にはまだまだ働いてもらう必要があります。(最近、母からは「やっと恩返しし始めたな」と言われたけど、私はまだ疑っている)ということで、みなさま引き続きここのやさいと弊社社員のブルべ猫を、どうぞよろしくお願いします。noteから知ってくれたかた、ぜひインスタもフォローしてくださいね。じゃ、また。

がんばれブルベ猫!

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