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『ここのねロケット教室』を開催します!〜本物の空港で夢を飛ばそう〜

こんにちは。ここのね自由な学校代表のこうちゃんこと山下浩二です。

本日、無事に夏入学の入学式も終わり、4名の子どもたちが新たにここのねの仲間になってくれました!ありがとう!!!そして、おめでとう!!!

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たった4人、されど4人。

4人の子ども達が加わったことで活動の幅が一気に広がるのがびっくり!小規模でじっくり子どもと対応できるのもいいけど、やっぱり子ども同士で関わり合うのっていいです。大人にはどうしても出せない子どもだけの世界ってあると思うのです。

もっと子ども達の人数が増えるように頑張らねば!と決意を堅くしようとするも、現在のここのねではそれが難しい状況になってしまっているのです。。。

普段は、民間学校(フリースクール等)として活動を行なっていますが、正直経営的にはかなり厳しい。。。それが分かったのが今年に入ってから。そこから皆さんに寄付をお願いしました。

お陰様でたくさんのご寄付をいただき、なんとかかんとかいまも運営を続けることができております。本当にありがとうございます!!!

しかしながら、このまま寄付に頼った運営ではよろしくないだろう…と心のどこかで感じておりました。でも現実的に、ここのねのビジネスモデルでは全く利益の出ない仕組みになっていることを知り、驚愕することになったのはつい最近のことです………。

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簡単にいうと、仮に生徒数が増えても、現在のスタッフでは対応できる人数は限られており、生徒数が増えれば増えるほど新たなスタッフを雇用する人件費がかかるので、結果的に利益がほとんど残らない、というわけです。

なので「子ども達が走り回れるように校庭に芝を敷きたい!」「1階の体育館が暗いから塗装して電気も取り替えたい!」と考えても、設備投資をする資金が全く手元に残らないわけです。

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*現在のここのね校舎外観

じゃあ、お金を借りればいいやん!と思っても、そもそも利益が残らない企業に対して金融機関が融資をするわけありません。ということで、詰み状態。

そうだ!頼みの綱の補助金!

と思ったら、ここのねは民間の運営なので、国や地方自治体からの補助金が一切出ていないのです。(豊後大野市や大分県が出してくれるようになれば話は別ですが…)と、ここでも詰み状態…。

なので、とりあえず運営を継続していくには保護者の方からの学費が頼りでとなっており、月謝で4万2千円、年額だと50万4千円、決して安くない金額(大分県の中ではトップなはず)をいただいております。

しかし、通わせてくださる保護者の中にはシングルマザーの方もいらっしゃいます。その方は月謝だけでなく、送り迎えの交通費も含むと、ここのねに通わせるのに約8万円かかっているそうです。しかも在籍校から「出席扱い」の認定を受けていなければ、通学に通勤定期を買わなければいけません

現在の社会制度上、ここのねは運営する人・通わせる人、どちらにとっても苦しい状態となっているのです。それでも、ここのねを求める声は県内外問わず全国から本当にたくさん寄せられています。だからこそもっと頑張って校舎の整備や、誰でも学ぶチャンスを得られる奨学金制度を整えたいと思っていますが、

「子どもが選んで勝手に通っているんだから当たり前だろ!」
「不登校で苦しんでいる親からお金とってビジネスするな!」

「通わせたいけど、自営業やお金に余裕のある人じゃないと難しいよ…」

こんなことを言われることもたくさんあります。だから苦しい気持ちになったり、どーせ無理!って投げ出したくなる時もあります。

そんなとき、僕を助けてくれたのはこの人でした。

「思うは招く」で有名な、植松電気 代表取締役社長 植松努さんです。

“無かったら作ったらいいんですよ!”

この言葉は、明治創業の元酒蔵を改修する際に大きな支えとなってくれました。やったことないけど壁や床を作り、ホワイトボードも手作りしました。

そして昨年、福岡大学の講演に参加した際に「大分で新しい民間の学校を作っています!経営面でアドバイスをもらえませんか?」と質問をしたことがあります。

「まずは、とにかく知ってもらうことにお金をかけたほうがいいですね。あとは学校とは別にイベントでロケット教室やってみたらどうですか?HPに作り方載っていますよ!」

その時のことを鮮明に思い出し、今回、ロケット教室を開催することを思いつきました。ロケット教室イベントの収益で、現在ストップしている設備投資や奨学金の原資となる資金を調達しようという魂胆です。

でも普通にロケット教室するのもなんかつまらないしなぁ…

そうだ!ここのねの近くにある飛行場でロケット飛ばそう!

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ここのねから車で5分ほどのところにある空港、あんまり使っているの見たことないよな…もしかしたら借りれるんじゃないか?

さっそく空港に問い合わせをすると「11月〜1月だったら防災ヘリの離着陸がなくなるので、その時期であれば貸切にできますよ!ぜひ一緒にロケット飛ばしましょう!」とまさかの貸切OKの返事がきます。

しかし落ち着け、ロケット教室なんて誰もやったことないぞ…

どうする…!?

そんな時はGoogle先生に聞いてみるべし!

すると「全国ロケット教室」を主催している「認定NPO法人 くさつ未来プロジェクト」さんという団体を発見します。

さっそく問い合わせをしてみると「ぜひ一緒にやりましょう!」とお返事をいただきました。

ということで…

ここのね自由な学校「ロケット教室」開催します!!!

ロケット教室

ロケット教室の様子(認定NPO法人 くさつ未来プロジェクトHPより引用)

『ここのねロケット教室』〜本物の空港で夢を飛ばそう!〜 

〈 日程 〉 11月20日
〈 場所 〉 ここのね自由な学校・大分県央空港
〈募集人数〉 30名
〈 対象 〉 小・中学生(ひらがなが読めればたぶん大丈夫)
〈 内容 〉 ロケット教室
おひとりさま1機ずつロケットを制作します。できるだけ大人のサポートが入らずに、子ども同士で助け合いながら作ります。制作したロケットは、実際に飛行機を飛ばす空港で打ち上げを行います。約80m飛ぶ予定です。打ち上げ終わったロケットは持ち帰ることができます。

言ってしまった。もうこれで引き返せない。ドキドキです。できるかどうかじゃなくやるかどうか!ここのねは新たな挑戦をスタートさせます!!!

とはいえ、やると決めただけで、ここのねスタッフだけではこの先どうなることやら…

なのでこの記事を見ているあなたにお手伝いいただきたいのです。

【ロケット教室開催にあたり協力してほしいこと】

①クラウドファンディングの作成のお手伝いをする
→今回、ここのねで初めてクラウドファンディングを実施する予定です。文章制作や写真・動画の撮影やリターンの考案についてアドバイスいただける人を募集しています。

②協賛いただけそうな企業を教えていただきたい!
→今回、どんな子にも平等にチャンスがあってほしいと願い、参加者の費用を下げる目的で協賛企業を募集しています。実際に打ち上げる全てのロケットの翼部分に企業のロゴマーク等を掲載できます。1口10万円〜です。(今回は3口募集しています)
ここのねの活動を応援してくれそうな、知り合いの会社の社長さんや重役の方をご紹介いただけないでしょうか?代表山下がプレゼンしに行かせていただきます!!!

③当日までの運営スタッフ
→ロケットのデザイン・発射台の制作・ロケットの試作と打ち上げ、イベントの広報を土日を中心にして行います。そして本番当日は、運営スタッフとして子ども達と共にロケット教室を楽しみましょう!運営スタッフで制作する巨大ロケットも打ち上げる予定です。
イベントが終わった後は、ささやかながらここのねで打ち上げを実施予定です。ロケットを打ち上げるまでの日々を振り返り乾杯しましょう!

ご賛同いただける方は、ここのね自由な学校のお問い合わせ・Facebookページのメッセージ・インスタグラムのDMからご連絡ください。

「ここのねロケット教室」の非公開グループに招待し、その中でこれからの流れを共有していきたいと思います。


「ここのねロケット教室」に、少しでも興味を持っていただけた方、ぜひご連絡をお待ちしております!

子どもの「夢」をロケットに乗せて一緒に飛ばしましょう!!!


ここのね自由な学校は日本の法律上、公的な支援が受けられません。それは回り回って子どもたちの経済負担に重くのしかかっています。ここのねを「誰でも通える学校」にするため、ご支援をよろしくお願いいたします!ご支援いただいたお金は、給付型奨学金や施設設備の充実等に利用させていただきます!