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ここのねの日々

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ここのねが「いま」を取り上げ、どんな活動をしているのか、目の前の子ども達の様子、スタッフが感じた想いを記事として書いています。
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#オルタナティブ教育

🌸ここのね自由な学校 第一回卒業式🌸

本開校一年目。 先日、3人の卒業生たちがここのねを巣立ってゆきました。 一人は、春から高校生。松川 大介さんの未来学園へお世話になります。 一年半、ここのねで学びました。頼り甲斐のあるお姉さん的存在で、いつも私たちスタッフを支えてくれました(笑) 彼女のお母さんが「ここのねのスタッフと関わって欲しいからこの学校に通わせていました」と話してくれたことが本当に嬉しかったです。電車とバスを乗り継いで、雨の日も風の日も遠くから通い続けてくれた彼女に感謝の気持ちでいっぱいです。

いっしょに働く新スタッフを募集します!

「ここのね自由な学校」で働く新スタッフを募集します。勤務開始は2024年4月〜(随時)となります。 NPO法人ここのねが運営する「ここのね自由な学校」は、信じて待って支える「教えない教育」で、子どもの冒険力・自律力・共創力を育み、こころの根っことつながった「幸せに生き切る人」を増やすことをミッションに活動しています。 2021年から正式開校し、新たな子どもの育ち場を0からつくってきました。 ここのねでは、『〝好き〟〝やりたい〟から始まる学び』を大切にしています。「不思議

「変化」が生まれ続ける学校でありたい

去年の春にスタッフ3人が出会ったとき、 「どんな学校を創りたいのか」 とことん話し合った。 その中で出てきたのは 「子どもたちの”好きなこと・やりたい”ことをしながら思いっきり学べる環境を作りたい」 という共通の想いだった。 参考にしたい学校のカタチは 「きのくに子どもの村学園」と 「サドベリースクール」だった。 きのくには私立の学校で、独自のカリキュラムがあり「プロジェクト型学習」が魅力的な学校。基礎学習の時間も設定してある。 一方、サドベリースクールは、カリキ

朝と夕の掃除時間に育まれる力。

ここのねには、朝と夕方、二回の掃除タイムがあります。 朝は、スタッフ3人だけで。夕方は、子どもたちもスタッフも全員で。 ここのねでの掃除は、とっても賑やかです。 朝はスタッフ同士でお喋りしながら、情報交換しながら楽しくしています。すると、ほぼ毎朝、一番に登校する小学三年生の男の子が当たり前のように掃除を手伝ってくれて「ありがとうー!!」の声が響く、幸せな朝です。 夕方の掃除時間は、15時にスタッフがベルをリンリーンと鳴らし、「掃除の時間だよーーー!」とみんなにお知らせ。

みんなが幸せになれる道

5月の半ば頃、知り合いから紹介されて知った 「豊後大野市市民提案型 協働のまちづくり活動推進事業」 行政と市民が一緒にまちづくりを考えることができる…! ここのねは、始まりの時からまちづくりを視野に入れていたので、願ってもない事業だった。 しかも、もし事業の提案が通れば、補助金まで頂けるとのこと…!! 「これは、応募するしかない!!!」 そのとき、募集締め切りまで、あと二週間。 . そこから三人で集まれるときは、仕事の合間を縫って集まり、集まれないときは、息子たち

まだ見ぬ子どもたちに想いを馳せて

先日、ずっと前に廃校になった学校に 「ここのね自由な学校」で使えそうなものを頂きに行った。 こうちゃんの知り合いの方が私たちの活動を応援してくださり、声をかけてくれた。 2日に渡り、学校で使えそうなものに付箋をつけ、とにかく持ち帰る。 軽トラを借り、人手も借り、一時保管場所のこうちゃんももちゃんの家まで運んだ。 2日目には、知り合いの方が私たちの飲み物やお昼ごはんの手作りお弁当まで(!)用意して下さり、感謝の気持ちでいっぱい。 今日は、とりあえず運んだままになってい

そのままでいい。そのままがいい。

「ななえさんは、ほんとずっとそのまんまでいてほしいなぁ~~~」 何気ない会話の途中で、こうちゃんがしみじみと言った。 「そのまんまでいてほしい」 その言葉は、すごくすごく嬉しくて、 でもちょっぴり気恥ずかしくて、 その時は、「あははは~」と笑ってごまかした。 だけど、あとから思い出しては、 心の奥でじんわりじんわり温かくなる言葉だった。 ✾ 小学校の先生を退職して、二か月半が経とうとしている。 ふりかえってみると、本当に早くて、濃い時間だった。 「オルタ