聴く力:言葉通り解釈を入れない話

聴く力、って
いい人生を送るのに、
わりと重要な要素なんですが、
それを意識している人は少ないように思うんです。
私も、そうだったかもしれない。


この前、久しぶりに参加したワークショップで、

直近でやりたいことについてシェアする、という時間があってね。

その時、私は、

・部屋を掃除していらないものを捨て、スッキリしたい。
・髪型をこんな風にしたい。
・仕事の仕方をこうしたい。
・「未来を創る読書会」を新しくスタートしたい。

って話したら、グループの中にいた方が、

「あなたは、つまり、変わりたいんですね」

って言ったんです。


私、この返しに衝撃を受けたのですよね。


解釈がすごいなぁ、って。
私の思いがあっちの世界で湾曲しちゃってるーっ!て。


まあ、確かに
私が言ったことは結果的に「今とは違う状態になること」なのですが、
私は「変わりたい」とは思っていないわけです。
言葉通り、

部屋を掃除していらないものを捨て、スッキリしたい。
髪型をこんな風にしたい。
仕事の仕方をこうしたい。
それと「未来を創る読書会」を新しくスタートしたい。

わけです。

この方はコーチ業されてるそうで、危ないなぁとも正直、思ったんですよ。

ただやりたいことがあるクライアントを、「変わりたい願望を持っている人」として扱う危険があるもの。(ピグマリオン効果というのがあるのだ)
ご本人に悪気は全くないのです、もちろん。

そしてわりと、世の中はこの「解釈」で回ってるケースが多いんです。
カフェとかで人間観察してると、かみ合ってないけどかみ合ってるつもりの会話がとっても多いなぁと感じちゃいます。

私だって、どっかでうっかりやっている。と思う。
ちゃんと聞こうと意識してはいるけれど。
うっかり、ね。

なぜこうなるかって、自分の思考回路で世界を見て、話を聞いているから。

まあ、だいたい、そんなものです。
そうできてるんだもん、脳がね。


だからこそ、そんな脳のしくみや癖を理解して、

相手が話した「言葉通り」
自己流の解釈をなるべくなくして
話を聴けるようになると、
人間関係はだいぶ誤解も減って、
仕事でも行き違いも減って、
気づくと日々は
いい感じになっていたりします。

「聴く力」がついてくると、チャンスを見逃しにくくもなります。
「チャンス」を解釈せずに「チャンス」のままで受け取れるから。


明日は上手くいく人とそうでない人の「聴く力のちょっとした違い」について、書きますね。


飯干りえ奈ドットコム



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