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何十年経ってもチャゲアスは至高

昔聴いた音楽の記憶ってすごく潜在的に残ってるものだと思うけど、時折どうしても聴きたくなる80年代90年代の曲の数々は、親のプレイリストの影響だと思う。

自分が小さい頃は車に家族で乗って長距離移動することもあって、そんな時にCDやカセットに入っている曲を聴いて弟と歌っていた。

CHAGE&ASKAもその中のアーティストの一組だった。

ちょうど「僕は死にましぇん!」のドラマが放映していた時私は2歳だったはずなのでそれよりもう少し後だとは思うんだけど、チャゲアスの曲を今聴いてみると、ほとんど全部知ってた。

法則的に言うと私は暖かくまろみのある男性ボーカルが好きで、アスカのねっとりとした熱量の高い歌唱は大好き。

知らなかったけど、楽曲も本人達によるものだったんだね。


しかも、幼い時はASKAの歌声ばかりに耳を取られてたけど、今聴いてみるとチャゲも絶えず歌ってて声量もかなり出している。
なのにASKAがメインで聞こえる不思議。
しかもすっごいハモリのセンス。
このハモリのメロディラインはチャゲ本人によるのか、ASKA作曲のものはコーラスラインもASKAが作ったのかな?

チャゲが作った曲は、打って変わってチャゲがメインで歌う時も、ASKAのコーラスは不思議なことにちゃんとコーラスなの。
声量がどうのこうのの問題じゃないんだよね。

すごい相性のチームワークだったんだなと思います。

ソロじゃやっぱり物足りないんだよね。

デュオのチャゲアスだから魔法にかかった楽曲と演奏の数々が生まれた。

いくつか、お気に入りの曲をピックアップします。

このちょっとぶかいスーツにかき揚げ前髪スタイルかっこいい。


この曲のイントロがすごい平成初期!って感じで懐かし良い。


土曜の夜は朝まで君を抱く・・・すごい忍耐力!



ここ10年ぐらいの歌手は、事前録音したものを流して、切られたマイクで口パクか、もしくは調節された音量のマイクで歌っている歌手が多くて、白けます。

私は10年前ぐらいはKPOPが大好きで今でもたまに現在のグループの曲も拾ったりしますが、私が好きだった当時の歌手はちゃんと生歌で歌番組に(特に日本の歌番組には)出てたのに、今はほとんどガイドボーカルなしでは番組で歌わないよね。

録音を流してそれでマイクも入って歌ってると、必ず少しは音程がずれるからダブル音声が聞こえます。

リリースされた音声のまま(口パク)も、何回か聴いて覚えた歌い回しは録音したものだとすぐわかります。

ダンスが激しいと両立できないから、とか完璧を求めるから、とかそんなの・・・
ライブするな。と思います。

そんな音楽界にがっかりして物足りなさを感じているからこそなおさら、20年以上前の音楽、ライブ映像や歌番組の映像を見ると、しっかりライブで歌ってて(ガイドボーカルなしで)安心するんです。

チャゲアスのライブ映像もありがたいことに上がっていますが、MVを凌駕する大迫力の歌唱も聴けます。

ASKAの何とも言えない色気。

モテただろうな・・・。


CDでアルバムを聴いていた頃が懐かしいです。

昔は、どの順番で曲を収録するかも考え抜いてリリースされていたので、今動画サイトや音楽ストリーミングサービスで順不同に聴くとイマイチ繋がりが悪かったりします。

ドラマsilentじゃないけど、CD買ってジャケット見てリーフレット開いて読んで、歌詞とか作詞作曲者の名前見て、

そんな風に音楽を楽しんでいた時代と今は違うんだよね。

手軽だし、気になる曲をすぐ見つけて聴けるし、保管場所もいらないのは良い。

けど、マニアックに傾聴していたあの頃とは違う。

借りてきたCDを、カセットやMDの残り時間を計算しながら順番考えてダビングして、歌手名と曲名書いて、コンポに入れて聴いてた

その熱量は戻ってこない。


そしてまた10年、20年と経ったらその時には「2010年代からしばらくはYoutubeっていうのが浸透しててみんな使ってたんだよ」とか「ボーカロイドっていうのが人気だったんだよ」とか

今のこの時代を振り返って懐かしく思う時が来るのかも。


チャゲアスの人気曲ってどれも30年以上前の曲だけど、全部洗練されてて
懐メロだから聴くんじゃなくて新しい発見をしたくて聴く感覚。

マイケルジャクソンやクイーンの楽曲を今でも世界中で多くの人がスタンダードとして聴くように、チャゲアスもずっと一つのジャンルのスタンダードとして残っていくんだと思います。


僕はこの瞳で嘘をつくのサビって、全部同じ音の連打なのにあんなに高揚してサビとして成立してるの不思議。

本当に、楽曲と歌唱の嗜好のまぐわい。


ちなみに、「SAY YES」は1時間ぶっ通しで聴いても聴き足りないぐらい好きです。


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