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夫...彼に思う事

わたしの夫は、地方都市で単身赴任をしている。そろそろ2年経つ。もともと、掃除洗濯、料理もできる。別に妻なしで全然大丈夫な人だ。なんなら、わたしより上手い。

当初、5年くらいと、言われていたようだが、秋口頃には、戻ってくる事になったらしい。

正直、早い!気楽に生活している現状をもうちょっと続けたい...鬼嫁的なわたし。

とは言え、淋しいなぁと思う時もある。

転勤の話を聞いた時、左遷?ってちょっと思った。夫に、「左遷?」って冗談ぽく言ってみた。

「そうかもなー。わからない。立て直しが必要なところだし。でも、左遷かもなぁ」

そんな気持ちもありつつの転勤となった。

だが、そもそも、わたしの夫は、転勤族の家庭で育ち、幼い頃から、何度も引越し、転校をして成長してきた。

海外で過ごした経験もあり、適応力があるのだろう。そして、新しい事がとにかく好きな性分だ。

わたしの夫は、わたしに仕事の話をしてくれる。時に、聞いていてイライラする事もあるが、こんなに色々話してくれる夫で良かったのかもしれない。わたしの母は、夫のことを、おしゃべりが上手な人だと、初めて会った後言っていた。

そんな彼は、どんな気持ちで辞令を受け、単身赴任をしたのだろうと考える。もしかしたら、会社に失望し、すぐにでも退職したかったかもしれない。彼は、それだけの仕事をしてきたと思う。だが、家族もいる身で、簡単には、できなかっただろう。

彼は、この機をチャンスに変えようとしたんだと思う。自分次第と考えたのだろう。

この転勤では、この県に住めとは言われていなかったので、仕事をするエリアの中から、動きやすい所に住む場所を決めた。そんな一つ一つを楽しんでいた。実際、この土地は、交通の便が良く、食べ物も美味しいし、時間も穏やかで、ずっと住んでいたいと思っているらしい。転勤した事で彼は、通勤のストレスから解放され、本社でのストレスから解放された。もしかしたら、わたしからのストレスも?穏やかになったと感じる。

そして、この土地での生活を満喫している。そして仕事の結果も出しているようだ。

そんな彼を、会社の同僚や部下は、彼と同じように左遷か?と当初受け取っていただろう。だが、転勤してからの彼を見るにつけ(月一回くらいは、本社へ行っていたので)楽しそうだから、自分も行きたい、変わってくれ、と言ってくるようだ。もちろん、どこまで本気で言っているのかわからないが、それくらい結果も出して、彼自信が楽しそうにしているのだろう。

彼は、転勤の引越しの準備とともに、新たなエリアでどうやっていくか、戦略を立てていたのを覚えている。

わたしは、転勤中、夫のところへ、何度か行っているが、住みやすくていいい所だと思う。行きたいところがたくさんある。彼も、まだまだ、住んでいたい。なんなら、ずっと住んでいたい。

今、彼は、こんないい所に住まわせてもらって、ストレスから解放してくれた会社に感謝している。そして、戻ってくる事になった事を、受け入れつつ、また、あのストレスを抱える生活に戻ることを残念がっている。

しかし、戻った彼の元で、仕事をしたいと言ってくれる人もいるようだ。

実際、結果次第の転勤だったのかも、知れない。結果が出なかった時は、出なかったなりの。出たからこその、今なのだろう。

社会は、厳しい。だが、転機をチャンスに捉えて、好転させる力がある彼を、改めてひとりの人としてみると、すごい人だと思う。

...そうなのだけれど、もう少し、気楽な生活がしたい...妻のわたしもいる。


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