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「限りある時間の使い方」を読んで、取り戻した身体と脳のリズム

猛暑の自堕落


この夏、あまりに暑く、冷房の効いた空間でスマホをスクロールしているだけで時間が飛ぶということが増えました。

まあ、良いじゃない。猛暑だもの。元気に生きているだけで素晴らしい。

そう思うのですが、心のどこかで、自分に対する情けなさを感じていました。

そんな時、寝ころびながら読んだ本。

「限りある時間の使い方」


私がこの本から得たことを簡単にまとめると、

「多少長生きしても、あなたの一生の時間は4,000週分のみ。何でも引き受けて安易に手を出していたら、キリがない。自分に向き合って自分が最優先したいことをいくつかに絞って、他は切り捨てる」

ということでした。
え、4,000週、ですか。今週も一瞬で過ぎたのに?これ、あとどれくらいか繰り返したら私死んじゃうの?

大切にできる人・仕事は、そんなに多くない

ふと思い返されたのは、幼いころの「ともだち100人できるかな」に象徴される、たくさんの人と仲良くして、みんなに好かれるという望み。

大人になっていくにつれて、本当に大切な人を、まず大事にしたいと思うようになりました。というよりも、そうしないと、他のこと・人で精一杯になって、最も大切な存在をぜんぜん大切にできなくなるということが本当にありうると知ったのですね。

仕事もそう。なんでもプラスして自分でやることを増やすだけだったら、一番注力したいことに注力できない。
極論を言えば、本質的にはさほど重要でもない雑務を一日やっていただけでも、「今日仕事やった感」は意外と得られてしまう。

自分という存在と人生、そして限られた時間に、(めんどくさいし、しんどいけど…)たまにはしっかりと向き合って、「どうしてもすべきことは何か」ということを定期的に棚卸する必要があるのかな。


スマホをなるべくグレースケールにした

最優先事項を考える前に、まずは、その余裕を得るための具体的な対策として。上記書籍で推奨されていた方法、スマホの画面をグレースケールなどの、刺激の少ない色に設定するという事をやってみました。
まだ数日ですが、とても良いです。色がなくなるだけで、スマホ特有の強烈な刺激や魅力・依存性がガクンとはげ落ちます。(はげ落ちてみて、それらがあったと分かる感じです)
いつのまにかデジタルの時計に沿って踊らされて、疑問も持たずにいたのが、自分の身体の中の「チクタク」という素朴な音に久しぶりに気が付いた感じです。

スマホ越しではなくて、何も持たずに手ぶらで、家族に体を向けて笑顔でお話しする方が楽しい。

もし人生の持ち時間が極端に限られているなら、興味は誰とどう過ごしたいか、に尽きる。

ただ現代では、すごく賢い人(とかAI)たちが、いかにして他者の時間を奪うか、ということを考え尽くした誘惑をいつも送って来る。


第1優先事にまずは注力して、目的なく(あるいは、いつの間にか目的を失ったあとも)スマホをいじることは、なるべくお休みしてみようと思ったことでした。

とってもスッキリ。大変勉強になりました。ありがとうございます!

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toki




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