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涼しい風が吹いたら、窓を開けて

ようやく冷房に頼らなくても大丈夫になってきました。今年の夏は、長かったですね・・・!先日少し郊外に車で出かけたところ、車窓からススキとヒガンバナをたくさん見て、「秋はもう来ているんだ・・・!」と嬉しくなりました。こんなに暑い日々が続いても、その裏でちゃんと季節は少しずつ進んでいるんですね。

涼しい風が吹いたら、窓を開けて

休日のある日。曇っていて風もあり、久しぶりに涼しく過ごせたので、窓を開けて久しぶりにゆっくり家の掃除をしました。ここのところあまりの暑さで、やる気も起きなかったので、家がついつい乱雑になりがちでした。家の中の空気が入れ替わり、すっきりすると、心もなんだかすっきり。夏の暑さで重だるかった体も、久しぶりにまじめに掃除をした心地よい疲れでなんだかさわやかに。

先日アーユルベーダの先生の本を読んでいたら、こころやからだの不調がありアーユルベーダの相談にいらっしゃる方に、「まずはお部屋の窓を開けて空気を入れ替えて、簡単に掃除をしてみましょう」というアドバイスがあり、なるほど・・と面白く読みました。

もちろん体調にもよるので、まずは今の自分の体調にとって何が心地よいのかをしっかり見極めるのが大事。でも確かに、最近の私のように、「なんとなく暑いし、だるい、体が重い」と何もせずにごろごろ過ごす日々が続き、家が乱雑に汚れていくとさらに心も体も重だるさが増していくということはあるよなあ・・・と思います。

人間は、自然の一部。周りの環境も含めて、私の一部。

私はアーユルベーダに関しては素人で詳しくないのですが、その考え方の入り口に触れると、漢方の考え方とたくさんの共通点があることに気が付きます。

漢方では、人間は自然の一部であり、体の中だけではなく外の環境も含めてすべてを大きくとらえる考え方があります。アーユルベーダも、それにとても近い気がします。

自分のこころやからだの調子が良くないとき。つまり自分の内側の調整がうまくいっていないとき。自分の内側に直接アプローチすることだけでなく、外側の環境を変化させることで内側にアプローチしていくのもありかも。たとえば窓をあけて、外の新鮮な空気と入れ替えて、たっぷり深呼吸をしてみる。掃除をして、家の中をすっきりさせてみる。家の中にいい「気」が巡るのと同時に、体の中の「気」も巡りはじめ、だる重く停滞していたこころも、少しずつ軽くなっていきます。

最近は季節が極端だから、きっとあっという間に急に寒くなるんでしょうね・・・。窓を開け放って心地よい風を感じられるのは今の短い間だけかも。そう考えると、余計、ありがたみと幸せを感じています。

こころからだ漢方
natsume


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