不安すぎて恐怖。それでも一歩を踏み出した勇気
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不安すぎて恐怖。それでも一歩を踏み出した勇気

kokokaku(斎藤 暁子)

私は、本当は敏感なところもあるかもしれない。

だけど恐らく、欲求や好奇心の強さの方が上回って、鈍感さを身につけてきたので、自分にとってかなりハードルの高い挑戦でなければ不安や恐怖を感じにくくなっていると思う。

一方で、私にとってはハードルが高い挑戦でも、別の人からすればそうでもなかったりする。

何が不安で、何が恐怖であるか、そしてその度合いも、感じる本人のもの。


勇気を出して

これまで何度かnoteには、HSC(とても敏感で繊細な子)の息子のこと、学校に行かない選択について、「HSCが広まること、本をつくること」を目指すクラウドファンディングに向けた思いを書いてきた。

そのnoteにコメントをいただいたことがあった。

お名前はかわせみ かせみさん。

そして前回、クラウドファンディングへの道のりについて書いたnoteに、

今回のを読んで、自分のhspについていつの日か書いてみようという気持ちになりました。

と、またコメントをいただいた。

単純に喜び、「書かれたらぜひ読ませていただきたいです!」と返事をした。

それから1週間となる今日、かわせみさんからコメントが届いた。

私の中では勇気を出して書いたので、もしよろしければ読んでみてください。(中略)もう何回か読み直してみて載せます。

「ぜひ読ませていただきます。投稿、楽しみにしています!」

勇気もなくてなかなか載せることができずにいました。さっき載せましたが、この文章にも内容にも自信がなく、何だか怖いです(T_T) 

この時もまだ、かわせみさんの不安や怖さへの想像力はあまり働いていなかった。

そして、読ませてもらったのがこちらです。

自分の細やかな心の内側のことを書こうとすると自己憐憫になってしまいそう

そんなことない!!と思うけれど、このようなことについて、あまり語られることのなかった方々が浮かぶ。

そんな大げさなものじゃないんでしょうけど、ちょっと私にとっては勇気と覚悟が必要でして。

そうか、そうだよね。でも、、

何故書こうと思ったかと言うと、kokokaku(斎藤 暁子)さんの活動も読むにつけ、お子さんのことを考えると、そしてその親としての気持ちを考えると、少しでも多く認知されてほしいと思いまして。

私の活動に寄せて、恐怖を抱きながらもそんなにも勇気を出して、この記事を書き、そして投稿してくださった。


恐縮どころか、とても感謝している

かわせみさんは、「自分のことばかりで恐縮ですが」と何度もおっしゃる。

でも読んでみて、これだけのことを書きあげてくださったことに敬意を表したいと思った。

HSCやHSPは、今でもまだ広まりは鈍いが、幸い概念自体は存在している。それに今は、インターネットが身近になり、調べればこの概念にたどり着き、生きづらさの理由を知って楽になることもある。

だけれど、かわせみさんが経験してこられたこと、感じたり考えたりしてこられたことは、その時には名前がなかった。名前がないのは、地図上のどこに自分がいるのかわからないようなもどかしさだろうか。「圧倒される」などといった経験を経ながら、それなりに対処する方法を知ったのだそう。

恐縮どころか、きっと真剣に読む方、共感される方、新しい想像力を獲得される方、いろいろいらっしゃると思う。

だから書いてくださって、勇気を出して投稿してくださって、とても感謝しています。

かわせみさんはご存知かわからないが、書かれていることの中にはいくつも、HSP(HSC)についての重要なポイントが含まれている。

たとえばこれ。

10代半ば~20代半ばまで私の中では元気な時期だったので、その頃の行動力はありました。その後ほぼずっと体の調子が良くなく、なかなか思い通りに動けない。

これは、HSP・HSCを提唱したアーロン博士の著書『ひといちばい敏感な子』の中に記述がある。

敏感さが弱まる時期があるということ。

これを知らずにその時期を何となく迎えるのと、それを知ったうえでその時期を迎えるのとでは、様々な違いが出ると思う。

そういう知識についても伝えていけたらと思う。


さらに、かわせみさん。いたたまれない気持ちになったと、翌日に引き継ごうとした記事も、今日公開された。

タイトルのとおり、困ること、楽しいことが、ご自身のリアルな体験を通して描かれていて読み応えがある。

以下の引用部分の表現など、私の中からは出てき得ない。繰り返し読んでしまう。

私の場合、子供の頃から周りには「考え過ぎ」「感じ過ぎ」「気にし過ぎ」「面倒くさい」「もっとサバサバいこう」「軽くいこう」などという言葉をかけられ、それはすべて私にとって自分を否定する作業へとつながり、その作業は負担で、その頃ますます自分の殻に閉じこもった。考えることが好きなのに。感じ過ぎるのはコントロールできることではないのに。気にし過ぎも良くない性格なんだ、変えたいけど気にしてしまうダメな私。サバサバいけていないのかな、私。重たいのか、面倒くさいんだな、私。
 自分を否定する作業をせっせと続けて、何とか取り繕うことを頑張ってしまいました。


安全・安心をキャッチする高度なセンサー

HSPやHSCの方は、安全・安心を敏感に繊細にキャッチできる、高度なセンサーを持っていると捉えている。その安全・安心が感知できない場所や相手において、生きづらさや苦しみを抱えやすい。

子ども(HSC)は、それに対して言葉で対応できない分、身体が固まって口が開かないとか、激しく泣く・怒る、落ち着きがなくなる、などの反応で出る。

それではいけないと否定してしまうのは、それが自然でむしろ受け止めて肯定してあげる必要のあるもの、という概念が知られていないから。

だからやっぱり、「知ること」が第一歩なのだ。

HSP・HSCのセンサーがキャッチするような安全・安心な場が増えることは、誰にとっても安心な世の中なのではないかと思う。

祈りが届きますように。

広く広く広まりますように。



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kokokaku(斎藤 暁子)

サポートありがとうございます。 そのお気持ちは私に元気と勇気を与えてくれます。 私もそれをたくさん還元していけたらいいな。

読んでくださってありがとうございます!
kokokaku(斎藤 暁子)
敏感で繊細な子ども(HSC)の母であり、心理カウンセラー。 HSCの子育てについて情報を発信する『HSC子育てラボ』代表。オンラインコミュニティ『HSC親子の安心基地』を主宰しています。 著書「ママ、怒らないで。」「HSCを守りたい」「敏感な子の守りかた絵本」