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冬湖、カメラ買ったってよ

富士フイルムのデジタル一眼カメラを買ってそろそろ1年半経つ。
カメラの機材沼というのは深く、レンズに始まりカメラバックや三脚や、
なかなか一つに定まらないものでございます。
今回は最初にカメラボディのお話です。

最初に買ったカメラボディ

忘れもしない、2020年12月22日。本職後の副業に向かう前に、ふらりと寄ったヨドバシカメラ新宿西口、まだ本館の端っこにデジタルカメラのエリアがあった頃、もとより電気屋さんが好きで、別に必要のないものでもフロアを歩き回っては、なんとなく楽しい、みたいなことが趣味だった。偶然ふらりとカメラのエリアを歩き、各社メーカーのカメラを触っていた。昔からカメラを買ってみて、写真を撮るぞと意気込んではすぐ飽きてしまい手放す、ということを繰り返していたから、また改めてカメラを買うのは慎重になっていたはずだった。そこで偶然、あるカメラを触って、持ち上げて、電源をつけて、ファインダーを覗いてシャッターを切る、そこまでの動作をあまりに自然に行えたカメラがあった。富士フイルムのX-E4だった。撮れる写真の良し悪しや、カタログスペックは特に把握もしていなかったが、手に持ち写真を撮るという特別な体験そのものが、なんとなくしっくりきて、とても心地が良かったのを思い出す。重ささサイズも小型に入る部類で持ち歩くにも困らない。なんとなく値段を見たけれど、値段を認識するその前に頭に稲妻が走る。
そろそろクリスマスだし、買っちゃうかと。
単なる言い訳を頭に殴り書きをし、すぐ店員さんに声をかけ在庫の確認をお願いした。
幸運にも在庫があり、ボディ色が黒とシルバーがあったのだが、迷わず黒を選んでいた。なんとなくかっこいいことと、シルバーは光で反射して夜でも目立つのが心地よくなかったからだ。

後から思い返すと、当時そのカメラはやや供給不足気味で在庫が十分ではなかったそうで、しばらくして生産終了になっているため今ではとんでもない値段になっているみたいだ。非常に運がいいタイミングだった。

そんなこんなでX-E4を購入したのだった。

小型軽量は正義なのだ

2台目のカメラ

X-E4で写真を撮っていき、そこで撮れる写真はどれも気持ちが良くて楽しい日々だった。幾つかレンズを買い替えてそれぞれの描写の違いを楽しんだりと、写真・機材趣味の沼に足を入れていったところだった。
ただ、徐々にスペック面で困るポイントがいくつか出てきた。

防塵防滴機能が付いていない

今と何も変わらず、お花やら風景やら街並みやら、SNSには挙げていないが人間の写真も幾つか撮らせていただいていた。その中で、雨の日にカメラを持ち出すことがなかなか億劫になっていた。カメラは電子機器の塊なので、雨や水に当たればそりゃ壊れてしまう。濡れないように配慮すればなんとかなる部分もあるが、写真を撮ることよりも気を使わないといけないため非常に難儀していた。そのため、防塵防滴機能の付いている、少量の雨や水ではびくともしないカメラが欲しいと思うようになってきた。


小型軽量が仇となる

レンズを幾つか試すうちに、大きなレンズを使うにはボディが軽すぎてしまうことがだんだんと分かってきた。写真を撮るにはカメラをある程度持ちあげ構えなければいけない。その時のカメラそのものの重さやバランスや持ち心地がある程度必要になってくる。X-E4はある意味、大きなレンズをくっつけるには少々サイズが心許ないのである。

これぞアンバランス

背面液晶にファンデーションがくっついてしまう

写真を撮るときはファインダーを覗く。そのときに顔を近づけ過ぎてしまい、背面の液晶画面に頬や目元のお化粧品がくっついてしまうことが多くあった。その度に拭いて取り除いてやればいいのだが、なんとまぁ怠惰なわたくしはそれすらも億劫になっていたのである。

もちろん富士フイルム以外にもNikonやRICHO GRをつまみ食いしたりと紆余曲折はあったのだが、それはまた別の話。

半年くらい経つし…

だんだんと足りない機能がポツポツ目立つようになってきた。細かいところだとボタンが最低限しかなかったためISO感度やAF/MF変更がワンタッチでできなかったりと。
だんだんと富士フイルムというメーカーそのものへの興味も出てきて、調べていくうちに素敵な動画が幾つか出てきた。
カメラや写真に興味のある方は楽しんでいただけると思う。



というわけで、次回。
冬湖、カメラ買い替えるってよ。

夏はアイス、秋は焼き芋、冬はおでん、春はさくらもちを食べます