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今週のMornin#34


矢切の渡し

川を渡る。反対側に向かう用事があるなら仕方がない。
川で眠る。冷たい水流に包まれてそこで眠りたいのなら仕方がない。
細長くて鋭い渡し船より、風呂桶みたいなまんまるの船を想像しては、少し眠気を思い出す。カフェオレとカフェラテのどちらが甘いかどうかを覚えていなくても、どちらかを賭けで頼んでみてから確かめるくだらないことをするかもしれない、そう思っているだけですが、そういうことをする君たちのことがとっても大好き。


今週のMornin

渡し


写真の補足

良くないところで、Twitterにあげていた写真は、撮ったあとから自分にとって余分なところを切り取りをしたものだった。

渡され

下に入っていたビルを切り取ったいた。ゆりかもめが左から右に飛んでいて、追いかけるのに必死だった。まだまだ精進しないとならない。

ゆりかもめが好きで、ゆりかもめを見かけたらずっと目で追いかけていて、半年ほど前にゆりかもめが集まってくれるところを見つけて通り過ぎるたびに恋焦がれている。体をどこかに突っ立てたまま、上半身と顔とカメラだけを左右に回してゆりかもめを撮っていた。構図とか考える暇もなく、出来上がったものは正直宝くじや占いや、運任せになってしまう部分がある。それも写真ではあることと、自然だったり動物だったり、風景や人間も正直にそこを切り取り盗む感覚を忘れないようにはしたいと思った。僕らは0から何かを生み出すことには長けていない。そこにあるものをどうするか、どうしたら自分にとっての、そのものなのか。世界はまだ広いなとつくづく思う。

Cut


相対性理論

昔、光の速さでずっと動き続けることができたら時間を操作できるみたいなうろ覚えな知識もありつつ、飛行機に乗るパイロットは相対性理論の関係で少しだけ時間の流れがゆっくりだという話を聞いてひどく羨ましがったことがある。宇宙飛行士が宇宙船で宇宙に行き、帰ってくる頃には地球の人たちと老いの進みが変わっていた、みたいな話だ。誰かと異なりたいから、という理由ではなくて。とてつもない速度で移動することができれば、自分はかなり無に近づきそうで、漠然と煙とか霧とか、幽霊に憧れているところで、そういう方向性もありだなと思う。一体何がありなのかはうまく言えないのだけれど、棘が刺さった指を見ても、血が美味しそうだからじゃなくて、すぐ血を舐めてしまうような感じだ。

run and run

夏はアイス、秋は焼き芋、冬はおでん、春はさくらもちを食べます