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今週のMornin#53

夏の入り口


自分にとっての夏の入り口は百日紅の木に蕾がつき始めた頃だ。
百日紅は夏の終わりを目の前に感じる。すぐそこに、この花が終わったら夏の終わりだという事実を押し付けられる。それがやはり自分には始まりで、終わりなんだ。まだ、今年は百日紅を見ていない。初夏のような陽気だけれど、まだ夏は始まり得ていない。

on pool


今週のMornin


Swing



写真の感想

F5 SS1/1700 ISO640
NOKTON 35mm F1.2 X mount

夏の光を感じる。隣の広場では子供たちがサッカーをしていた。これから体育祭の予定があるので、親御さんたちに「怪我をしないように」と言われていた。熱中症の季節にもなるから、お水もたくさん飲むようにを言われていた。心配や懸念や、杞憂も全て愛だと思った。
誰も遊んでいないブランコは、どうしても写真を撮りたくなってしまう。別に誰かが乗って遊んでいたっていいのだが、誰もいないという状態の方が、自分に合っている、みたいな感覚がある。写真を撮るときも、自分に合っているという感覚があるかどうかで撮るか撮らないかを決める状況が多くある。撮りたいから、撮りたくないからではなく、自分に合っているから撮るのだ。
奥の木々が作る日陰にブランコが被っている。手前の黄色と赤の柵の主張が少しだけ強くて心地がいい。右下が余っているのは子供が遊びに来れるような余地が見えるようで個人的には安心する。要素が詰まっていることが正義ではないし、写真は本当に自由でありがたい。

packed


展示


初めて「展示」なるものに参加をしていた。どういうものかはあんまりよく分からず、現在進行形で参加をしているけれど、あんまり実感が沸かない。それでも色々な人が来てくれて、自分の表現した、どちらかというとただ中身を取り出して、なんとか取り出せたものが誰かの目に触れて、感想を言い合える、みたいな場所はとってもありがたいことだなと思った。誰かのために写真を撮ったり文章を書いたり外への発信をしているわけではなくて、忘れっぽい自分の備忘録としてなんとか続けられている結果が今も見えているだけだと思っている。それが誰かの感想になって、それとなく誰かが何かをするきっかけになり得たら本当にそれだけで何よりだなと思う。
今日も明日もやっております。引き続き、よろしくどうぞ。

exhibition

夏はアイス、秋は焼き芋、冬はおでん、春はさくらもちを食べます