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昔、好きだった絵本が伏線に感じた話。「おしゃれねこ」の末裔

自粛期間は断捨離中である。紙類と布類が処分できれば圧倒的にスペースが空く。

しかしである。本の確認中に読みふけり、「絶対に捨てられない! 」となるループにハマっている。むしろ、それを楽しんでいる。

むしろ、また手に取る機会に恵まれて…やっぱり本は捨てなくないと思う。

おしゃれねこ

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子供の頃に好きだったけど、美人猫が着飾っていた記憶しかなかった。

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なかなかの古さ。当時の作者達の現住所を載せている個人情報の許さも衝撃だ。加えて、文の工藤直子さんの住所の一丁目違いに、以前は住んでいた事もわかり、感慨深い。

子供の頃には見てもいなかったはずだ。

また、おしゃれねこが、どうしてやりすぎおしゃれに走ったり、服を脱いだのかも忘れていたのは理解できていなかったから?

そう、昭和の絵本は大人になっても楽しめる仕様になっているものが多かった。

どストライクな児童書も必要だけど、歳を重ねても楽しめる絵本を売っていた昭和の出版業界にも拍手を送りたい。

表紙からも伝わるであろう美しすぎる猫の絵は、子供だましさの欠片もない…。

でも、子供にだって本物は伝わる。

私の脳の深い場所に。何かを刻んでいたようだ。

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時を経て、私の前には「ぼさねこ」と「おしゃれねこ」がいる。妙にデジャブを感じていたのは絵本が原因だったのでは…。

まあ、壮大な後付けの可能性大だけど。実写版の猫も恐ろしく愛おしい。


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