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私はたぶん夏が苦手だ

noteに初めての投稿をする

noteというものを知ってから、色んな人の、色んな言葉で共感したり心が救われたりした

夏休みで昼夜逆転した夜に「#眠れない夜に」で検索をかけた記事を見る

夜というものがそうさせるのか、詩的なものが多かった

そして、その夜が私にも詩的なものを生み出させようとしている(本も文章も得意な方ではないのに)

やっと本題に入る

私はたぶん夏が苦手だ

それは暑さという直接的なものというよりも、夏の概念的なものだと思う

小学生の頃から始まった、夏休みと夏休みの宿題という概念

恥ずかしながら、小学2年生から高校3年生になるまで、一度も全部の宿題を完成して提出させることが出来なかった

大量のタスクが目の前にズドーンと現れると、頭がショートして動かなくなってしまう

今でこそ、目の前のタスクに対してどうすれば動けるか自分なりの方法を見つけ始めてはいるが、当時は全く出来ず、夏休みの最終日に絶望を味わうことが毎年の恒例行事となっていた

しかし、私が宿題を前に苦しむ有無に関わらず、夏休みには家族との楽しいイベントもあった

夏に訪れる、ものすごく楽しいという感情と、ものすごく辛いという感情

その相反する二つの感情を混ぜたような不思議な感覚が、夏の匂いで毎年掘り起こされるのである

そして奇しくも、また、当時の夏休みと同じような夏が今年、失恋と就活により訪れてしまった

恋人との楽しかった日々と、辛い失恋

セミが外で鳴く中、エアコンを付けてるのになぜか少し蒸し暑い部屋でインターンを探し手続きをする

やらなければいけないものに包囲されてるのに、空は青く光ってるし、木々はこれでもかというくらい元気な緑色をしている

ああ、このアンバランスさが私を戸惑わせる

どうも何年経っても夏が苦手である

これから、エアコンを付けた真っ暗な部屋で、苦手な夏の夜に今日も眠りにつく

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