ある日病は突然に〜術後の苦しみ

私が罹患した深頚部膿瘍は、首の奥に膿がたまります。

それを取り除くために、気管切開が必要。

この気管切開で気道を確保することができないとかなり危険らしいです。

私は辛うじて気道確保ができていたのが良かったらしく、あとでドクターに良かったですねと言われました。

微かにでも声が出せる状態だったのは良かったようです。

そして気管切開したあとはカニューレというものを取り付け、呼吸ができるようにされます。

このカニューレを取り付けると、タンなどを吸引してもらわければいけないんです。

まだ朦朧としてる頃は何をされてるかわからず物凄く苦しくて、手術したのに何でこんなに苦しむのか、こんなに苦しくて私は大丈夫なのかなど思っていました。

無事に明日を迎えられるのか何てことも思い、翌日頭上にある窓が明るいとホッとしたのを覚えています。

ただ明るくてもそれが朝なのか昼なのか、今何時で今日は何日なのかがはっきりわかっていない状態でした。

だから姉がまた明日来るねって言ったのに来ない、何かあったんじゃないかって心配になったりもしました。

私としては一日過ぎてしまった感覚だったんですがまだ一日たっておらず、あとから来たんですけどね(笑)

しかしあの吸引は本当に本当に苦しくて辛かったです。

もう二度と経験したいものではありません。

目の前に火花が散るというか、イカヅチが目の前に落ちたようなそんな衝撃でした。

しかも赤や青や緑の色付きで、毒々しくザラついた感じで恐怖を感じました。

苦しいのはあまり変わらなかったですが、その感覚はよくなるにつれなくなり良かったです。







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