ある日病は突然に〜手術へ
診断された深頚部膿瘍という聞きなれない病名。
菌などの感染により、首の奥に膿が溜まってしまう病気です。
その膿が気道を圧迫していました。
だからその時の私はほとんど声が出ず、辛うじて話せる状態でした。
前日の夜偶然鏡を見た時、首はパンパンに腫れて顎との境目がわからなくなってる状態。
ちょうど観ていたTVのMCのマツコさんみたいだと思いました。
お話を聞いた時、だからこんな状態になってるのかと納得でした。
そして膿は呼吸器も侵食。
そちらの手術もしないといけないけど、その病院には呼吸器内科はあるけど外科がなく手術ができないと言われました。
耳鼻咽喉科の部分の手術だけしても、またどこかで呼吸器の手術もしなくてはならなくなる。
それなら一気にできるところで手術したほうがいいということで、両方できる病院を探して下さいました。
年末だったのもあってかなかなか見つからず、3時間くらいしてようやく見つかり再度診察室へ。
場所と着いてからの説明を受け、姉の運転で手術できる病院へ向かいました。
実はこの移動する前姉はドクターにちょっと呼ばれ、生きて帰れるとは思わないほうがいい、そう言われたそうです。
姉はいろいろ葛藤しながら、慣れない道を運転してたと言ってました。
夕方紹介された病院に着き救急へ。
そこで熱を測ったら39度超えてました。
朝から病院で薬を一度飲んだだけだったので上がってしまったようです。
その後問診やら書類書きやら説明やら諸々済み、ようやく夜の8時過ぎに手術室へ。
よくドラマなどで3まで数えたら意識なくなりますからね、という説明をされました。
実際そんな早く効くのかな、何て思いながら数えてたら本当にフッと意識消失。
いよいよ手術が始まりました。
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