ある日病は突然に〜ストレス

気管切開してカニューレを装着。

そうすることで声が出なくなりました。

喉に穴があいてる状態だから、当然ですよね。

声が出せるものもありますが、当分の間は声の出せないものをつけていました。

入院中よく言われたのが、この声が出ないことについてでした。

ストレスでしょう、と言われましたが、私はあまり気にしていなかったです。

声帯は何もしてないので、いずれ声が出るということは理解はしてました。

時々もどかしくなることもありましたが、ストレスにはなりませんでした。

面白いなと思ったのは、ドクターよりナースの方々のほうが理解してくれたこと。

私が口パクや身振りで何かを伝えようとすると、ドクターはごめんわからないということが多かったです。

やっぱり患者に接してる時間が長く、常に容態を診てくれてるからかなぁと思いました。

そして何がストレスだったかと言えば、飲食ができなかったことです。

術後しばらくは点滴で栄養を入れ、その後鼻から入れたチューブで直接胃に栄養を入れてました。

誤嚥を防ぐため、水も飲めなかったんです。

とにかく水が飲みたくて飲みたくて。

食べるよりも何よりも水が飲みたくて仕方ありませんでした。

喉の痛みで手術する数日前からほとんど飲んでなかったので、乾きを潤したかったのかもしれないです。

水が飲めない、それがストレスでした。

そのストレスは手術から3週間以上継続しました。

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