機能的であること。[B]
ものごとを「機能的」に考えることって、
当たり前のように行われているけれど、
じつはそれって、自分とそのモノとの間に、
使える、使えないっていう主従関係を
生み出そうとしている行為なわけであって、、、
もしかしたら椅子だって、
なんでこの俺様がオメーにとって、
座り心地がいいとか使いやすいとか、
そんなことばっか考えてなきゃいけねぇんだよ!
って怒ってるかもしれない。
だけどその関係は、モノと人との間にだけじゃなくて、
人と会社、人と社会、そして人と人、、、
すごく身近にも主従関係が生まれている。
時として人は従える立場となり、
時として人は従う立場となる。
そして人々は従える立場にある人々を、
強い、偉い、かっこいい、と称える。
さらに言えば、今の世の中が
「デザイン」に求めている価値って、
きっと、そういうことの延長にあって。
空間やそのモノがいかに人間にとって機能的か、
いかに人間にとって都合のいい存在であるか、
そういったことを追い求めることに価値を置いている。
何が正しいのかなんてわからない。
だけど、そうじゃない、
もっと人とモノ、人と人とが
互いを尊重し合えるような関係を、
デザインとしてカタチにしたい。
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