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私とコロナとPEI(プリンスエドワード島) Vol.3

初の感染者がPEIに出てから周りの状況はみるみるうちに変わっていった。

3月15日、スクールボードより4月6日まで学校閉鎖の連絡が入る。もともと3/14~3/22までは春休みだったのだが、それに加えて2週間。。。オンタリオ州が春休み+2週間の学校閉鎖を伝えていたので、PEIも閉鎖になるかもしれない。と覚悟はしていたが、心のどこかではPEIは学校閉鎖はないかもしれないと淡い期待も抱いていた。あまかった。3月末から行かせようと思っていたプールもキャンセル、映画館も歯医者でさえクローズ。もともと静かな街がさらに静かになっていく。これは自宅待機になりそうだなと思い保存食を作り始め、スーパーへ買い出しに行った。

カナダ首相夫人がコロナに感染したとニュースが入るやいなや、カナダ国内のざわざわ感はヒートアップ。18日より海外旅行者の入国を制限するとの告知、いよいよカナダも新型コロナウィルの封じ込めを本格化させていく。

3月17日、トロントに住む友人から『トロントには肉も缶詰も何もない。朝からスーパーをハシゴ』との連絡が入る。まさかPEIはその様な事にはならないだろうと思いながら、同日に夫が帰国することもありWalmartとスーパーストア、ドラッグストアーに買い出しに行った。野菜コーナーは普段と変わらず。肉コーナー、品薄ではあるがないわけではない。鶏肉は人気の様で空きが目立つ。各国で品切れになっているパスタや缶詰はどうか?品薄だがある。米 (ジャスミンライスやブラウンライスはある。)・豆腐は売り切れ。シリアルは品薄。なるほど移民国カナダ。いろいろな人種がいるので買い置きしたい食料も違うのだなぁと納得した。買い出しに行って感動したのは、店側が商品をバンバン放出して人々が十分に商品を買えるようにしていたこと。キャッチフレーズがあるならば、『みんなで乗り切ろう!この時を。』小さな島で人口も少ないPEIだが、こんな時島の良さを感じる。

久しぶりに雪が降る深夜、シャーロットタウン空港へ夫を迎えに行った。海外からの帰国者は全員14日間の自宅隔離が義務付けられたので、夫も家の一室に隔離することとなる。マスク姿の夫との久しぶりのハグは何だかぎこちなかった。

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