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私とコロナとPEI(プリンスエドワード島) Vol.1 プロローグ

今、世界ではパンデミック『COVID-19 新型コロナウィルス』の話題で持ち切り。日を追って増える感染者の数に人々が恐れ、店舗の閉鎖や隔離生活が余儀なくされてる。そして本日、史上初のオリンピック延期が発表された。

2020年3月、私はというと日本から遠く離れたカナダのプリンスエドワード島で生活をしている。遠いアジアの問題だった新型コロナウィルスが、3月14日に島内で初の感染者が出たことによって身近な問題となり、島内がざわつき始めた。

今記はプロローグとして、新型コロナウィルスが足音を立てずに忍び寄ってきた様子をnoteに書き記していこうと思う。

息子K 8歳の場合:2019年12月初旬:息子(以下:K)の友人が家に遊びに来た際に、空咳をしていた。季節柄インフルエンザであったら嫌だなと思いながら楽しく遊んでいる子供達を見守ることにした。翌日Kは案の定咳をし始め、わずかながら微熱もあった。それほど酷い症状ではなかったので、学校に行かせて家ではゆっくりと休ませることにした。翌日には微熱はなくなり、空咳が辛そうであるもののそれほど体調が悪そうでないので通常通りの生活。家族の中で咳をしているのはKのみであり、他はいたって元気。それからも空咳は続き、寝ている間がとにかくしんどそう。1週間たった時、こんなに空咳が続くのおかしいな?とそろそろ思いながらも、咳以外がは元気なので病院に連れて行くことはせずに家でジンジャーハニーレモンのお茶を毎日飲ませながら咳が止まる事を願う毎日。冬休みに入ったころ自然と空咳が止んだ。空咳をしてから約2週間後のことだった。

娘M 14歳の場合:クリスマスとお正月が過ぎ日常が戻ってきた1月の中旬、娘 (以下 :M)が体調を崩した。咳と微熱、Kよりも体調が悪そうだが、咳の感じと症状がKと酷似していたのでジンジャーハニーレモンのお茶を飲ませ療養させた。その時すでに中国では新コロナウィルスのニュースが出ていたが、中国から遠く離れたPEIに新コロナウィルスがいるはずもなく、冗談で新型コロナウィルスか?などと言いながら2週間で落ち着くとと言い聞かせ、なんとか2週間を過ごした。空咳はまだ続いていたが2週間前後で咳は止むと思っていたので、あとちょっと!と励ました。そうこうしている間に空咳は止まり元の生活に戻った。1月末であった。アジアでは新型コロナウィルスのニュースが日に日に大きくなっていった頃。

最近いろいろなニュースで、変な咳の続く風邪が去年の冬に流行ったと目にする。子供達が罹ったあれはもしかしたら新型コロナウィルスだったのかもしれない、、、などと思ってしまう。もしくは今冬は肺炎関連のウィルスがうようよしていたのかもしれないが、空咳が治った今では真相は分からずじまい。先日プリンス・エドワード・アイランド大学(以下:UPEI)で教授をしている友人と食事をする機会があったのだが、その際に彼は気になることを言っていた。彼の教える生徒の中に武漢出身の生徒がおり、昨年末に体調不良を訴えて講義を休んでいたと。武漢に帰国して帰ってきた後のことだった。。。あの空咳は単なる季節風邪だったのだろうか?


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