見出し画像

エッセイは生ものだから覚悟が必要で、だからこそ面白い!!②

こちらは「25年ぶりに持込時代の担当と思いがけない再会をした」というエッセイ漫画↓についてのnoteです。


ぜひ前回のnote↓からお読みくださいませ



多くの人に届いたという証拠

今回の公開日はお盆やイベントの時期だったので、あまり多くの人には届かないだろうと予想してました。しかし思ったより流れが良かった。
と言うのは、いつものフォロワーさんじゃない所へ多く届いたからです。

馴染みの方からコメントが来ない分、全く見知らぬ人から、違った目線でいくつか感想をいただきました。それは作者を傷つけようと意図するものではないものの、いつもと温度が違って。

『読んでてこっちがヒヤヒヤする』
『こきあい先生の行動は野田さんを傷つけてる』

と私も納得するものもあり。

ああ、これが「多くの人に届く=売れる」ってことだった、と思い出しました。


売れるというのは賛否両論来ること

私は一見「可愛い絵柄」で良い話を描く風に見えます。しかし今までの仕事では色んな酷評を受けたこともあります。
私という作家は「毒か薬か」だと編集によく言われます。
そして「その酷評こそが売れてるってことだよ、大丈夫」とも。

ここでも「人格」と「作品」の切り分けです。
大事です。
創作する人、いや仕事人、学生さん、みんなに言いたい…
「人格」と「評価」は別物です!


しかし。
「個人SNS」は人格と作品がかなり近い。

今回馴染みの人からコメントが少なかったのは『あまりに生々しくて何も言えない…』だったんだと思ってます(笑)
私に親しみを持ってくれてる人ほど、多分遠くからそっと見守ってくれて、私という人間にあまり関心ない人が気軽にコメントくれたのでしょう。
それはそれで新しい意見が聞けて嬉しかったです。


私は「ギリギリ」のどうしようもない感情が描きたい。

今回改めて「今の世の中は皆わかりやすい感動物語を求めてる」ということがよくわかりました。もちろん私も含めて。

でも人生はそんな簡単なもんじゃない。
皆ヒリヒリして泣いて笑って。ギリギリで生きてる。
私はその「ギリギリ」を描きたいのです。

しかしそれは人によっては見たくない所で。
昔から私という作家が嫌われるパターンはそこだったりします。

でもそんな私だから好きだ、と言ってくれる読者さんもいる。

作家として、これほど嬉しいお言葉はありません。
本当に、このような作家をお見守りいただいて感謝しております。


「好きに読んで感じて欲しい。そして、私も好きに描いていけば良い。」

私の作品から何か感じた方は、他の誰かの意見に振り回されずに自分の感覚を大切にして欲しいと思います。
感想には「良い」も「悪い」もない。
その人が感じたことはその人だけのモノだから。

だからこそ。

私も私の思うように描けば良い、と思ってます。
私の名のもとに、誇りと責任をもって。
私の漫画に登場させた人への全責任は私が負う。

自分が何を為しているかは、私がしっかりわかってればいい。

そのような覚悟を持って、これからもエッセイに創作に、漫画を描いていきたいと思っています。
またnoteでも漫画をアップしたいと思います。

良かったら遊びに来てくださいね。

ではまた!!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?