良い買い物をするための自分的3つの基準
以前「サステナ的ミニマリズムのススメ」の中で、すぐに捨ててしまうようなものではなく、自分が長い間大切に使いたいと思うものを慎重に選ぶため、他の人より自分の「買う」ということに対するハードルは人より5倍ぐらい高い、という話を書きました。
すごくハードルが高いといっても、あれやこれやと悩んでいる訳ではなくて、だいたい考えていることは同じだということに気づきました。具体的には、3つのポイントについて考えていることが多く、それを一つずつお話ししたいと思います。
なお、自分は(ゆるい)ミニマリストなのでモノの数をむやみに増やすまいと考えるのですが、これは特にミニマリストでなくても、できるだけ長く使えて、良いモノを選びたいと思っている方には参考にしていただける内容かなと思います。
では、一つずつ。
1. ベーシックなものであること
これが自分が一番先に見ていることかもしれません。
機能面で言うと、あまりに特定の用途に尖ったモノはあまり買わないようにしています。
用途が限定されたものは、ライフスタイルやマイブームが変わってしまうと、途端に要らなくなってしまうからです。
例えば、昔雑誌を色々と読んでいた時期があって、それを綺麗に収納するためにマガジンラックを購入したことがあるのですが、1年ぐらいであまり読まなくなり捨ててしまいました。
マガジンラックではなく、普通の書棚が他にあったのですが自分にはこれで十分でした。
他にも、調理器具や収納器具といったものを買うときも、いままさに必要だと思っている理由の他にも何か転用できることはないのか、すでに持っているもので足りないのか、ということを考えるようにしています。
また、デザイン面でもまずはベーシックなものを、と先に考えることが多いです。
シンプル・普遍的なデザインのものは何にでも合わせやすく、少ない数で十分に役割を果たしてくれます。また、流行に左右されることもあまりないので、トレンドを気にせずに長く使えます。
2. 長持ちすること
ものを選ぶとき、半ば使い捨てのようにするのではなくて長くにわたって使えそうか?となるべく考えるようにしています。
昔はとりあえず必要な要件を満たしていて最安値のものをAmazonで探してきてとりあえず買う、というもしがちだったのですが、今は明らかに安かろう悪かろうものはなるべく選ばないようにしています。
そういったものはすぐ壊れてしまうだけでなく、「まあダメになったら捨てればいいか」とぞんざいな使い方をして簡単に廃棄してしまいがちだからです。
別に高いものやブランド品であるものは全くありません。いまは、安くても驚くほど品質の良いものはたくさんあります。
例えば、ミニマリスト界隈で必ずと言って良いほど名前の上がるヘインズの「BEEFY-T」、2つセットで3、4千円で買える安価なものですが、非常に丈夫な生地で何度洗ってもヨレヨレにならず、肌触りも良くて最高です。
長袖、半袖それぞれ4着ほど持っていて、本当に毎日良いといってもよいほど着続けています。
できれば、リーズナブルで品質の良いものを見つけることを基本に、長く使えるものを揃えていきたいなと思っています。
3. 本当に好きなものであること
自分で買っているのだから自分の好みに決まっているじゃないかと言われそうですが、意外に大事な基準なんじゃないかと思っています。
例えばそれこそちょっと自分の普段のテイストとは違うけど、流行りだからというだけで買ったり、周りがみんな持っているからという理由でなんとなく買ってしまうということはちょくちょくあるのかなと思っています。
でも、そういったものに限って往々にして自分の価値観には刺さっていなくて、すぐに飽きてしまいがちなんじゃないかなあと。
何となくで買ってしまう前に、それは本当に自分の好みなのかどうか考えてみると、長く使えるものを選べることが多い気がします。
さいごに
だいたいいつも、僕は上のようなことを考えながら使いたいものを選ぶようにしています。
何でも簡単に買えてしまう今は、一つのものを長く使うという機会が少なくなっています。
そんな時だからこそ、別にサステナブルとかミニマリストといったことに興味がない人でも、自分の好きなモノを選び取って、大切に使うという体験をしてみると
よいと思います。
きっと、今までとは違う満足感があるはずです。
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