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マウントアダプターで広がる世界

カメラのことを知れば知るほど、わかってきたレンズの魅力。

カメラ本体にばかり気を取られていましたが、やはりレンズなのですね。

友人のカメラマンたちが声を揃えて

「レンズ沼は怖い!」

と言っていた意味がよく分かりました(笑)。


最近、古本屋で購入したこの本を読んで、ますますレンズに興味を持ちました。

初心者にも伝わる良書だと思います


本書の良いところは、貴金属的な価値あるオールドレンズ(高嶺の花)だけでなく、カビやクモリのあるジャンク品まで網羅している点です。

どんなレンズでも分け隔てなく活用しようとする、筆者のレンズ愛に共感しました

カビやクモリをポジティブに捉えて撮影のスキルに変えてしまう・・・。

これが本当のプロフェッショナリズムなのですね。

僕の愛玉、Ai Nikkor 50mm F1.8も紹介されていて嬉しい!

レンズが大事ということがわかり、今使っているミラーレス一眼でも使ってみたいなぁと思い、ついつい購入してしまいました。

マウントアダプター。

いつも言っている通り、お小遣い制金欠なので(笑)K&F CONCEPTのアダプターを中古で購入しました。

中古で2,000円程度。

Ai Nikkor 50mm F1.8を装着

NikonのFマウントレンズを、SONYのEマウントカメラに装着できるアダプターです。

かなりごっついなぁと思いつつ、装着してみると意外にフィット。

単焦点レンズであれば、出っぱりも気にならないですね。

フィルムカメラだと、なかなか使う気にならなかったレンズを装着して、撮影してみました。

Ai zoom-NIKKOR 50~135mm F3.5S

撮影はマニュアルモードで。

・・・と、ここで気づいたことがあります。

知らずのうちに、ぼくマニュアルで普通に撮影できるようになっていました(笑)。

カメラのイロハをもう一度学びたいと思い、フィルムカメラで撮影していたら、自分でも気づかないうちにカメラの基礎が身についていたのです。

ちょっと前まで、オートでしか撮影できなかったのですが。

これは、めちゃくちゃ嬉しかったですね。


部屋の窓から見ている、いつもの風景を切り取ってみます。

SONY α6500 / Ai zoom-NIKKOR 50~135mm F3.5S


玄関に飾っている中村善種画伯の作品に、西陽がうっすら差し込んでいました。

SONY α6500 / Ai zoom-NIKKOR 50~135mm F3.5S


これは楽しい!

でも、Zoom NIKKORの魅力を引き出せるような技量がないため、慣れたレンズAi Nikkor 50mm F1.8に交換。

夕方、むすめと近所を散歩しながら撮影してみました。

ISOは100〜400を行ったり来たり。

光の当たり方によって露出補正をかけました。

F値はほぼ開放で。


近所の大好きな公園には風の通り路があります(SONY α6500 / Ai Nikkor 50mm F1.8)
ハルニレの落ち葉(SONY α6500 / Ai Nikkor 50mm F1.8)
紅葉(SONY α6500 / Ai Nikkor 50mm F1.8)
秋が深まってきました(SONY α6500 / Ai Nikkor 50mm F1.8)


撮影してみて、もう一つ気づいたこと。

フィルムで撮影するようになってから、シャッターを押す時に”迷う”ようになりました。

ファインダーを覗きながら、

「やっぱり止めよう」

とシャッターを押さない場面も増えました。


この日、久しぶりにミラーレス一眼を使いましたが、シャッターを切る回数が明らかに減っていました。

これも、めちゃくちゃ嬉しかったです。


フィルムカメラを使い始めて、カメラへの向き合い方が明らかに変わりました。

マウントアダプターで広がる世界。

まだまだ発見がありそうです。

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