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魂に響くものを食べる

年末に、居酒屋で食べたにゅうめん。これが年末一番の魂に響く一品だった。
今日は
・新年の集まりでもらった和菓子の栗きんとん
・年末に買っためんたいこ(辛子じゃない方)
・チョココ
・ポリッピー
・温かい緑茶
を用意。大好物に囲まれて年末の孤独のグルメスペシャルを見る。食べ合わせは関係ない、自分の魂に響くラインナップ。

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1月1日の夕方にスマホがけたたましく鳴り、緊急地震速報だと認識して家族の元に行った途端に長く揺れ、すぐNHKをつけて、鬼気迫るアナウンスを聞きながら画面に表示されるいくつもの「逃げて」を見ていたら自分の声が震えているのに気づいた。
それでも目を逸らしてはいけないと思った。
すると母がテレビを録画番組に変えて見始めた。
声はしばらく震えていて、1時間ほど漫画やいつも見ている録画番組を見て過ごしたらおさまった。

家族のとっさの判断はありがたかった。
今年は、これを自分自身にやってあげられる自分になりたい。

震災が起こると、自分のこと、日本のこと、自然のこと、人のこと、色んなことを思い知る。

被災地のことを思うとキリがない。他人事ではない。それを重々承知の上で、こちらはこちらで、いつものように働いて生活して社会を回します。アホみたいなことを言ったり、また同じことにクヨクヨ悩んだりして暮らします。日本中がまたいつものように笑い合える日が来るまで、生き延びたい。

テレビの番組、CM、タイムラインの様子が「日常」を良しとしてくれる空気。
これが3.11の時と明らかに違うなと感じる。過度に自粛せず変わらない日常を送ることが、被災地の癒やしにもなるとあの時私たちは知ったから。

フォローしている旭山動物園の動物たちの日常動画がいつものようにタイムラインに流れてくることが、どれだけ心に安心をくれたことか。
そんな安心するような、生活の一部のコンテンツになっていたんだなぁとありがたく思うと同時に、いつも目にするもの・耳にするものはちゃんと選ばなきゃなと感じた新年。

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