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『13歳からのアート思考』を読んで

遠くの方に明るい光がある。あれは、出口なのか、それとも入口なのか。「それは、あなたが決めていいのよ」女神様は言った。
新たな場所への入り口と捉えるのも良し、今居る場所から抜け出す出口と捉えるのも自由。あなたが決めることができるの。

『13歳からのアート思考』の中で、
ある絵を1分間じっくりと見て、「絵から感じたこと」をもとに、100文字程度で短いストーリーを考えるというエクササイズがあった。

冒頭の文章は、そのエクササイズで書いたものだ。
アート作品を見て、自分が感じとったことから100文字程度のストーリーにするというエクササイズ、やってみると結構おもしろい。

この100文字程度の積み重ねで、なにか物語が始まるかもしれない。

人それぞれ、見え方が異なる。
ものの見方というのは、人それぞれで正しいとか間違ってるとかじゃないんだと、思わせてくれる。

アート作品の見方は、人それぞれでOKという柔軟な考え方がいいなと思う。

ひとつの作品から、自分自身が感じとったことを、言葉にして残しておくこと。ストーリーにして残しておくこと。たったそれだけのことなんだけれど、新しい世界が広がっていく感覚がある。

そしてその世界には、制限などないように感じられる。

アートの素晴らしさは、自分なりのものの見方を広げてくれることなのかもしれない。自分自身の頭の後ろ側に、宇宙のような空間が広がっているような、不思議な感覚になった。

謎すぎるけれど、自分の中に(か、自分の後頭部の後ろあたりに、なのかはもはや分からないが…)あるような気がする宇宙の存在を感じてみようと思う。なんか、あるような気がする、っていう感覚をときどき思い出してみよう。

それをしたところで、何になるのかは分からないけれど。なんとなく、自分の世界が広がるような感覚があるってことを、おぼえていようと思った。

作者の「答え」と鑑賞者の「答え」、その2つが掛け合わさることで、「アートという植物」は無限に形を変えていくのです。

13歳からのアート思考




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