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PEACEMAKER/平和の使者に隠された悪夢の日々。

▷『PEACEMAKER』 U-NEXT視聴

▷98点/毎週の楽しみが無くなった喪失感に襲われる。

▷あらすじ

『ピースメーカーは、スーサイド・スクワッド2で、ブラッド・スポートに殺されていたが、一命を取り留めた。また、タスクフォースXの指示係も、ボスに反旗を翻したせいで、ピースメーカーの指示係に飛ばされてしまった。新たなチームを結成して、「バタフライ計画」と呼ばれる地球を救うミッションにチームで挑む!!』

▷徹底感想

流石の作品でした、まずは拍手ですよ、自分はJames Gunn監督が大好きなので、褒めまくります。

では、『PEACEMAKER』が今回伝えたかったテーマは、

『父親との決別の難しさ』でございます。

まず、基本情報として、ピースメーカーは平和のためなら女子供でも容赦なく殺す考えを持つ人物です。スーサイドスクワッド2では、アメリカの愛国心が強く、大佐がアメリカの負の真実を公開すると言って、ピースメーカーと対立が始まり、ピースメーカーは殺してしまいます。

しかし、何故ピースメーカーはここまで愛国心が溢れる右に寄ってしまったのかが疑問でしかありませんでした。

その答えは、父親の影響でした。父親は、極度の愛国心が溢れており、白人以外は全員差別しており、それを普通に当事者にも言う狂った人物です。また、刑務所でもホワイトドラゴンと呼ばれるネオナチのような組織を形成しており、刑務所の中でも有名なオヤジでした。

では、ピースメーカーと親父の関係はどうなのでしょうか?ピースメーカーは親父と仲を良くなりたいと親父のことには一切何も言わず、逆に親父と同じようなことをしていました。仲良くしたいから。しかし、親父はピースメーカのことは大嫌いで、生きて欲しくなかったやお前は俺の息子ではないという発言をする本当にド畜生野郎です。

また、ピースメーカーは友達はおらず、唯一の友達は、鷲のワッシーだけでした。そのワッシーもピースメーカーが捕まっている間は、親父の車庫に入れられており、ピースメーカーは激怒しましたが、親父には言えませんでした。

また、幼少期の頃から親父の拷問にも手伝っており、知らない人に対して、ナイフを刺しまくるということもさせられました。

これだけを観ると、ピースメーカーは環境のせいで形成されてしまった、可哀そうな人物だと感じてしまいました。

でも、彼は親父のことは愛していました、ピースメーカーのヘルメットも親父が作ってくれたものであり、本当に親父が好きなことが分かります。

ここの親子関係で終われば良かったのですが、ピースメーカーの仲間のエコノモスがあることをしてしまい、事態は急変してしまいます。それは、ピースメーカーがバタフライ計画のバタフライをマンションで殺してしまい、警察が動いてしまい、全ての証拠をピースメーカーではなく、親父の証拠として書き換えて、親父が捕まってしまいます。

これは、親父もピースメーカーも激怒。しかし、もうどうしようもありません。これを機に親父は、刑務所の中のホワイトドラゴンのメンバーを結集し、ピースメーカーを殺すことを計画します。ピースメーカーは、親父を釈放の準備にかかりますが、以前証拠がないことと、バタフライ計画の進展で、親父のことを助けられませんでした。

そして、親父は出所し、ピースメーカーを殺すために、仲間達を結集し、アイアンマンのような服で、ピースメーカーを殺しに行きます。

果たして、ピースメーカーはどうなるのでしょうか?続きは映像をご覧下さい。

今回紹介したのは、このドラマのほんの一部にしかすぎません、まだまだ語りたいことはあります。

『バタフライ計画』は尻の中や口の中の虫が入るが、何故彼らがやって来た理由に考えさせるものがあることや、ピースメーカーは、平和のためなら人を殺す殺戮者かと思えば、何もしていない家族や子供を殺すことにためらうシーンや大佐を殺してしまったピースメーカーの心境や本当にやばい奴はピースメーカーではなく、ヴィジランテであるやDCが同一時系列に並ぶのではないか?等々。

書きたいのは山ほどあるのですが、その続きは映像をご覧下さい。また、今回もJames Gunn監督の戦闘描写とチームドラマは完璧でした。

S2も製作が米国では決定しているそうなので、楽しみにしております。他のヒーローのキャラのドラマも観ていたいな、、

上半期の最高傑作『PEACEMAKER』、U-NEXTで配信中なのでお勧めでございます!


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