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「スポーツの力で地域を元気に」って、つまりなにすることなの?

タイトルのこの言葉は、よくスポーツチームの理念として掲げられているタイトルのような言葉です。
とてもステキな言葉で、実現できればこれほどいいものはありませんよね。

スポーツクラブチームが地域にあることで、地域の人たちが救われたり、元気をもらえるタイミングって、どんなときなんでしょう?
クラブチームが私たちの街にあってよかった!そんなことを思ってもらえるきっかけってなんなんでしょう?

それを考えて、具体的な行動に移していくことが我々選手の考えるべきことのひとつなんじゃないかと思っています。


そもそも、スポーツが興行として成功するためには、
・競技のポテンシャル(競技人口、市場規模)
・地域に根付き支え合いながら共存する状態

のどちらか必要なんじゃないかなあと感じています。

ハンドボールはマイナーなのか、メジャーなのか

先日あったJHLの新人研修では冒頭にて、松井事務局長から「ハンドボール競技の現在地」として
・競技人口
・1試合あたりの来場者数
・市場規模
上記3つの具体的な数字の提示がありました。

具体的な数字は調べていただければ分かることなのでここでは割愛しますが、野球、サッカー、 バスケ、ラグビー、バレー、卓球、この辺りと比較してハンドボールは総合的に見てメジャーとは言い難い数字です。

私自身、デンマークに留学していた期間もあったので本場のハンドボール熱を間近で感じたことにより、「ハンドボールがマイナーなわけない」と思っている節がありましたが、間違いなくハンドボールはマイナー競技です。まずはここから自覚する必要があると思います。

決して、ネガティブなキャンペーンをしたいわけではないのです。
ハンドボールの魅力を語れと言われたら自信を持って語ります。
ただ、数字を見れば理想とはかけ離れている現状がありますし、世の中はただ魅力を語られても大半の人はポカンとしてしまうのです。

基本的に見定められる存在

これらを認めた上で、ハンドボール競技が魅力あるスポーツとして認められ、地域の人たちから受け入れられる。これが唯一の可能性なんじゃないかと思っています。

新しくできたチームは特に、基本的にどこの場に行っても「この人たちは何をしている人たちなの?」と疑問に思われることがほとんどです。

半ば強制的に接点を作ることは間違いなく大事なんでしょうが、例えば、欲しくないティッシュを渡されても困ってしまうように、求められていないことをされた側の心理というのはどんな人でも1度は体験したことがあるのではないでしょうか。

僕はただの選手という立場の人間ですが、どこかに行って選手として立ち振る舞う際は常に、その場にいる人たちが何を求めているのだろうか。という視点に立って立ち振る舞いを決めています。

正解か不正解かは正直わかりません。

ですが、それを考えることをやめた時点でティッシュを惰性で配るアルバイト(これはティッシュ配りのアルバイトに対してではなく惰性という姿勢に対しての言葉)と同じで、スポーツ選手である自分がやらなくてもいいことになると思うんです。

スポーツ選手であることって、本当に特別なことなんですよね。

何に怒るのか=何を大事にしているのか

スポーツの力で地域を元気に!とは真逆じゃん。怒らせちゃダメじゃない?
いや、この怒りの力こそ、物事を進める力になるみたいなんです。

先日、地元の方にお話を聞く機会がありました。
その方からは耳が痛い言葉をもらったんです。

マラソン走ったってダメだよ。もっと困っていることがたくさんある。そこに関わって助けになってくれたらきっともっと応援してくれる。

その方は決して怒っていたわけではないのですが、想いの丈を語ってくれました。選手のうちにそんな話を聞けてよかったと思っています。

ほんとに困っていることにドリームスが関わってくれたおかげで解決した、糸口が見つかった。そう言ってもらえる関係性を作るために色々と考えなきゃいけないことがあるみたいです。

最後に

6月に入り、日本リーグ開幕まであと少しとなりました。
アウェイでの開幕戦から7,8月は怒涛の試合ラッシュとなります!
メンタルもかなり揺れ動く2ヶ月になりますが、なんとか発信は続けて行こうと思っていますので、よろしくお願いします。

日本リーグの予定は↓から

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氷見での受け取り限定になるので、遠方の方は私に一声お声がけください。

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今日はこの辺で。1,2,3,バモ。
富山ドリームス#22 森永 浩壽(もりなが こうじゅ)

2022年の今、フルタイムで働きながら日本リーグ参入を目指すハンドボールチーム"富山ドリームス"の選手として活動しています。ここでのサポートは自身の競技力の向上(主に食費です...)と、富山県内の地域との交流に使わせていただきます。