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フィクションのたまり場

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クリエイティブなことがしてみたくって。
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記事一覧

人生50年時代

人生100年時代。 ・・そういわれた200年前。 現在は、人生50年時代だ。 100年前、突如人類…

「売られた喧嘩を買う大人(完)」

ぐったりしたBにAは声をかけ続けた。 しばらくしてBが突然叫びだした。 「ゴラァアアアアア!…

そして人類は眠くなった。~田中編~

毎日猛烈に眠い。 朝起きるのも、本当につらい。 最近は夜10時までには寝るようにしている…

正義で裁かれた。

自粛開けて彼女と久しぶりにデート 給付金の10万円も入ったし、夜は美味しい和食料理屋に行き…

そして人類は眠くなった。

最近やけに眠い。仕事中何度も何度も目を閉じてしまいそうになる。 ついこの前、テレワークで…

「売られた喧嘩を買う大人(3)」

「おいゴラァ!!」 声がした。聞き覚えのある安心する声だった。 ・・・Bだ。 助けに来た…

「売られた喧嘩を買う大人(2)」

”買ったんだから” そう言われたとき、男の瞳孔が大きく開き興奮しているように見えた。 尋常じゃない雰囲気に、もう生きては帰れないんだと悟った。 同時に、これでいいんだと妙に冷静になっていた。 お袋は17の時に俺を産んだらしい。 親父に会ったことはない。妊娠が分かって逃げたらしい。 3歳になるまで、ばあちゃんと暮らしたらしい。 5歳になるころにお袋と二人で小さなアパートに引っ越した、らしい。 ガキの頃の記憶はほとんどないが、ずっとイライラしていたことは確かだ。 生きてい

「売られた喧嘩を買う大人(1)」

田舎道を走る電車の中で、騒ぐ不良少年2人。 4人掛けのボックス席を2人で占拠している。彼らは…