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「V字回復の経営」を読んで色々思い出す

毎月1回くらいはnote書こうと思ってましたが気付けば5月があっという間に終わり、6月も終わろうとしている。
3月でコロナの制限が解除されて、4月はやっと通常営業と思った矢先にイレギュラーがいくつかあり、5月はその火消しに追われていまだ足元ぬかるんではいますが、まぁなんとかなるでしょう。

6月に入ってとあるスクールのオンライン学習が始まりました。
久々に頭使って何かを学ぼうとしております。
課題図書もたくさん出てるので、課題提出のついでにnoteにもアップしていきたいと思います。

久々にこの手のビジネスストーリー本を読みました。
全体を通して弊社ですらも、あるあると思う事象があったり、
過去に働いた職場でこんなことあったなと思わされたりと
フィクションでも充分リアリティがあります。

事業や組織には常に課題があって課題がなくなることはない。
(課題がないと思った時点で負け戦になっている)
課題に対して乗り越えるか、撤退するかを見極める必要があり、そのための情報収集と分析、戦略の策定はリーダーによる意志と能力が重要。

シナリオやコンセプト作りが思考の第一の創造であり、
そこからのプロセスが現実化の第二の創造である。

組織で行う第二の創造、改革の現実化こそ「人」の問題。
どれだけ第一の創造が素晴らしくても、それを現実化する人がいなければ意味がない。
弊社のような小さな会社でも、常にこのプロセスがどこかしこにあるが、
それが都市や自治体、国という単位で考えたときに壁の大きさは相当なものと見当がつきます。

組織内で人と人が対立するとき、
それまでの慣例や惰性、人間関係のしがらみなどを理由に、
本当は自分も「そうしたほうがいい」と思った行動を取れないときがあります。
そうしたときに自分の行動を正当化するために、対立した他人を批判したり陥れたりする力が働く。
個人同士の対立がいつしか周りを巻き込んで組織同士の対立となったとき共謀の関係性が成り立って組織は非生産的になっていく。
色んな本を読んだりして知識があってもこれがなかなか出来ないもんです。。

ザ・ゴールや箱の本を読んだ時のワクワク感を思い出しました。
自社のビジネスのことを考えるために読むことが多かったですが、
都市経営という視点で改めて読んで見ようと思います。

V字回復の経営 以下読書メモ

各要所は本書の章末や巻末にまとめてあるので、
気になったところを抜粋

自然死的衰退への緩慢なプロセス
同じ人々が同じ会社で同じような行動パターンを続けていて、果たして会社を変えることができるか?
できない

普通の人間は誰しも自主努力だけで簡単に自分を変えることはできない
強力なリーダーシップが必要
エリートとは「選ばれた者」というよりも「集団への責任を自覚した者たち」
「気骨の人材」が必ず隠れている

一気通貫の組織効果
「創って、作って、売る」
製販一致 価値連鎖バリューチェーン
時間連鎖タイムチェーン
人間性に関わる本質的問題
ルビンシュタイン著書「鈍な会社を俊敏な企業に蘇らせる!」
手作り椅子職人が一脚ずつ自ら組み立ててそれを自ら売る
自分の作った椅子で顧客が満足してくれたかどうかに敏感
モチベーションや技術、感性の向上

反対にアダム・スミスの分業での工場はパーツだけをそれぞれが作る
顧客との距離感の違い 賃金が貰えればよい 拡大社会のあり方

肥大化した機能別組織 10の欠陥 ⇔組織変革の10の狙い
①事業責任がわかりにくい
②損益責任が曖昧
③創って作ってウルが融和していない
④顧客への距離感が遠い
⑤少人数で意思決定ができない
⑥社内コミュニケーションが悪い
⑦戦略が不明
⑧新商品が育ちにくい
⑨社内の競争意識が低い
⑩経営者的人材の育成が遅れている

5つの連鎖
何のために戦略を立てるのか?
社員の心に響く戦略→マインドを一つにする
・価値連鎖
・時間連鎖
・情報連鎖
・戦略連鎖
・マインド連鎖

組織のスピード感応性
「人ごとではない、、自分もまずかった」 強烈な反省論 改革シナリオの出発点
事業の存在価値があると言い切れるストーリーがが描けるか?
魅力事業に変えることができるという絵になっているか?
それが無理なら撤退する
現実直視の姿勢 ウソの計画を見抜く力量 逃げ場のない計画立案
孤独との戦い

気骨の人事
変化非対応型の人々
トップが社内の古い価値観と対峙し、革新を持ち込むだけの見識と覚悟、
自分の手で現場の問題点を抑える緻密さを持っているかどうか
突撃しない古参兵よりも今は能力不足でも潜在性の高い元気者を起用する
変革は組織の辺境でしか起きない

改革・経営行動9つのステップ
①期待のシナリオ 具体性不足
②成り行きのシナリオ 現実直視不足
③切迫感 危機感不足
④原因分析 分析力不足
⑤シナリオ作り 説得性不足
⑥決断 決断力不足
⑦現場への落とし込み 具現化力不足
⑧実行 継続力不足
⑨成果の認知 達成感不足


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