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来るよ!欧州発の世界大不況。そして日本。

皆さんの住んでいる街の物価はどうですか?4月に一斉値上げがあったと思いますが、それでも10%くらいでしょうか?ギリギリの生活をしている人達はますます切り詰めていかなければなりませんし、お店や会社を経営している人は、エネルギーや原材料の高騰に頭を悩まされることになっているはずです。

さて、今日は少々まじめな経済のお話です。テーマは「欧州発の世界不況」というお話。ウクライナ問題の前から、コロナ明けにはインフレーションになるというお話は前からしてきましたね。そしてウクライナ問題が勃発しさらに、ヨーロッパに追い打ちをかけています。

いまどんな状態かというと、各企業が買う原材料が+30%、一方で価格転嫁できているのは10%。これがヨーロッパ。日本は??企業が買う原材料は+10%、価格転嫁は1%。アメリカはその中間にいます。

ここまでいいですか?

そうするとね、物価は上げられない、上げれば売れなくなるから踏ん張り続けることになりますね。そうすると企業の収益は赤字に転落して、お金がない会社から倒産し始めます。倒産が増えれば、それの関連企業も連鎖倒産を始めます。労働者は、当然職を失います。失業率悪化し、社会は不安定になります。こうなってくると、フランスのように極右の首相候補者が人気を集めます。ナチスなど選民思想も盛り上がってきます。そして戦争を容認する機運が高まり、ドドンですね。ドイツの首相が日本へ来たのはテレビでも報道があったかもしれません。かの国も悩みに悩んでいます。

ドイツはもともと経済があまりよくない。中国の富裕層に車を売りつけて裾野も潤い、何とか回っていた。メルケル元首相はそれでなんとかしてきて、中国と接近戦にしていったわけですね。

では、新首相のショルツさんは?

もっとすごい環境下で戦うことになっています。中国では不動産バブルが崩壊。そしてゼロコロナによる車の販売不振。生産停止。そしてウクライナ戦争でロシア制裁にも加担せざるを得ない状況。まさに泣きっ面に蜂です。そんなショルツ首相は、日本に解を求めてやってきた、というわけです。でも、現在のNATOの親分のアメリカやEU本部の指示通りでいけば、間違えなくドイツは大不況になる。それが正しい選択なのか。もう、自分一人ではどうにもならない、一国ではどうにもならないところまで来ているということになります。

遠いヨーロッパの出来事だけではありません。日本も時間差で同様に追いつめられるのは間違えありません。経済だけならまだしも自然災害も重なって、戦争にも巻き込まれたら大変な苦境に陥ることになります。世界経済は既に一国だけの問題ではないからです。デフレ経済がこの30年かん続いていた日本はまだましかもしれません。とにかく企業も家庭も節約した生活を心がけ、今は耐え抜くことが必要でしょう。

いるかも、そろそろ海外から日本をどう盛り上げていくかを考える段階にきたなと思っています。微力ながらそこに残りの自分の時間を使っていく必要があると。いや、半強制的にその方向に向かわされる環境になる、と直感しています。


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