見出し画像

読みきかせしていますか?絵本は超優秀教材☆

「目指せ3歳までに1万冊読みきかせっ!」ってきくけど、
座ってくれない、聞いてくれない、途中であきて遊びはじめる。
といった乳児期の子どもの反応に、心がボキボキにおれまくっていた私。

読みきかせの大切さをすっかり忘れていたころ、保育園の連絡帳にはさまれた1枚のチラシを発見。

『がいこくえほん展』で絵本のすばらしさを再確認しました!
是非あなたともその感動を共有したい!!
そして一緒に読みきかせ再開してみませんか!?

そもそも絵本のすばらしさって何?『がいこくえほん展』で再認識


株式会社憧憬社さんが主催する『がいこくえほん展』。


土日をどう有意義にすごそうかネタ切れしていたとき、そのチラシはとても魅力的にうつりました。

すぐさまメールで予約し、5歳の長男を連れてレッツゴー!

アメリカ、イギリス、フランス、スペイン、スウェーデン、ギリシャ、インド、韓国、エクアドル・・・。

会場には保育園や図書館では見られないタッチの絵本が、ズラリと並んでいます。

うーん、おしゃれ。かざるだけでも絵になりそう♪
こんな本がおうちにあったら、さぞかし素敵ライフでしょう!


そうこうしているうちに、ブックトークがはじまります。


説明員さん「これ、何だと思う?」

子どもたち「葉っぱ!」「あれ、シワシワだよ?」「あ!指だ!!」



説明員さんのおだやかな口調に、会場の大人も一気に絵本にひきこまれます。

紹介してくださった絵本は、動物がペイントされた手や指の写真で構成されており、手や指を動かし場面をつくります。

手にペイントされているという事も、しっかり観察しないとわからないレベル。

子どもたちに自ら気づくおもしろさを体感させてくれます。

他にも、細かい切り絵でえがかれた生きもので、共生関係を学ぶ絵本。
にんじんやズッキーニ、野菜スタンプがお洋服になった絵本。
生まれたときから全盲の子どもがかいた、味やにおいで色の説明をした点字本。
壁画がそのまま絵本になったもの。
注意深くみると、毎ページに同じキャラクターがかくれている絵本。

とても繊細な世界観に、大人たちもすでに絵本のとりこです。


がいこくえほんは別冊に解説もついていますが、本に日本語は書かれていません。

だから絵を見ながら想像します。

説明員さんは
「現代の子どもたちはわかりやすいおもちゃが身近にありすぎて、自分で見つけるおもしろさをしらない。」
「昔は家庭でやっていた読みきかせが、今や習い事として成立するようになってしまった。」
「DVDを1本買うなら、本を1冊買ってほしい。博物館で本物の体験をたくさんさせてほしい。」
「家の中に絵本があることは、子どもの考える力を引き出すことに直結する。何よりも安上がりな教育投資だ。」
と話しておられました。


確かに、豊かな実体験は子どもの感性、発想力、想像力すべてを豊かにするでしょう。


そもそも絵本のすばらしさって何なのでしょう。

絵本は文字が少なく、絵で表現しています。

絵は色の濃さや線のほそさ、全体の雰囲気から、感情も温度もスピード感も表現できます。

読みては絵をみて自分の体験とかさねあわせて推測し、感情を動かします。

それは人それぞれ違って、その人だけのものです。


それが文字だけの本とはまた違う、絵本のすばらしさです。


3歳までに1万冊読みきかせのメリット


1万冊はちょっと置いておいて、いろんな種類の本を読みきかせるメリットは3つあります。

1,確実にごい力がつきます。
ごい力がつけば自分の頭で考えたことを言語化し、相手につたえることができます。
相手に伝われば楽しくなって、もっと自分の頭で考える子になるでしょう。

2,絵本の表現力にふれる
さまざまな本にふれると、作者によって表現のしかたに違いがあることがわかります。
絶妙な色合いで表現するのが得意な作者、
言葉のテンポで子どもをひきつける作者、
表情豊かなキャラクターでストーリーがおもしろい作者。
たくさんの本にふれることはたくさんの表現力にふれられる事です。

3,想像力をきたえる
本の結末に絵だけ描かれた、におわせパターンってありますよね。
読みてが想像して結末を考えていい。
最後のページがどんな色でどんな雰囲気だったか、答えがないからこそ想像力がきたえられます。

読みきかせを無理なく習慣化させた母の作戦


3歳までに1万冊読むには、1日10冊以上読まなければなりません。

ワンオペの日も風邪の日も母の体調が悪い日も、そんなの無理だよーっていうあなた!

そんな数字なんて気にしなくていいんです。

保育園や幼稚園にかよっているお子さんは、日中何さつか読んでもらっているはずだし、数字はあくまでも目安です。


わが家での絵本ルールは

絵本は1日1度に読まなくてもいい。
(朝目覚めの10分、夜眠る前の30分で習慣化する)

母親がすべて読まなくてもいい。
(今後夫も読んでくれることをこうご期待)

冊数は気にしなくていい。
(時間で区切って冊数は目標にしない)

です。

読みきかせをすることで、夜はおねむモードに変換されるし、朝は好奇心から起きるスイッチが入りやすくなります。

このルールなかなか良いです。


1日10分でも絵本の時間をとれば後が楽になる


「学校の勉強ができる子とできない子の差は、日常的に疑問をもって考えているかどうかだ」と言います。

絵本はこの「常に疑問をもって考える」習慣をつける第一歩だと思います。

読みては絵本の表情や言い回しに疑問を持ち、仮説をたて、自分なりの答えを発見する。

絵本をとおして自ら考える楽しさを知る。

勉強ができる以前に、豊かな人生になると思いませんか?

そんなもくろみもふくめ、今からでも読みきかせを続けたいと思うのです。

そしていつか、あの素敵な『がいこくえほん』たちをリビングに並べたい!!

※何を読みきかせたらいいかわからない人は、公文のすいせん図書からはじめるのがおすすめです。
「この本、保育園で読んだよ」と言われても気にせずチェケラッチョです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?