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「はやぶさ」が持ち帰った砂が公開されました

小惑星「リュウグウ」からサンプルを持ち帰った「はやぶさ」ですが、その砂のデータが公開されました。

こちらのサイトでいろいろと閲覧できますので、私も興味の赴くままにのぞいてみたいと思います。こんなときデジタルの恩恵を感じます。

「はやぶさ」の快挙はメディアや映画化もされたので知っている人多いと思います。
宇宙探索の中で、小惑星に到着して岩石を採取する業績は、日本がフロントランナーといっても過言ではないです。
もし知りたい方は、下記書籍は特におすすめです。

上記書籍にある、ハヤブサの偉業を列挙しておきますね。
個人的には 4 はすごい離れ業だと思っています。

1.小型探査ロボットによる小天体表面の移動探査
2.複数探査ロボットの小天体上への投下・展開
3.天体着陸精度60cmを実現
4.人工クレーターの生成とその過程・前後の詳細観測
5.同一天体2地点への着陸
6.地球圏外の天体の地下物質へのアクセス
7.最小・複数の小天体周回人工衛星の実現

出所:ドキュメント 「はやぶさ2」の大冒険

サンプルは日本だけでなく協力機関にもシェアされているので、これから各機関から分析結果が発表されると思います。すでに有機物の可能性は高いとの報道も出ているので、今からわくわくです。

で、せっかくなのでそもそもを振り返ると、「はやぶさ」が小惑星からサンプルを採取する目的は主に下記の3つでした。
 1. 太陽系惑星形成の起源
 2. 生命の起源 
 3. 小惑星解析による衝突回避分析

主に1と2を注目しがちですが、3についても重要なトピックです。映画でいうと「アルマゲドン」を思い出しますね。(エアロスミスの歌がまずうかびますが)

最近だと、Netflixの「ドント・ルック・アップ」とかも。

そんな映画ネタにされがちな小惑星ですが、Wikiによると太陽系だけで小惑星が数十万以上が特定されており、地球に接近しているのも少なからずあるみたいです。

そして、つい最近こんな物騒なニュースも流れてました。

報道されるということは、ある意味安心なのだろうと思います。
また、NASAが下記発表のように「今後100年は大丈夫だよ」と言い切っているので、映画のような事態にはならなそうです。

ということで、衝突の不安はいったん忘れて、まずはJAXAの公開カタログを見ながらサンプル分析結果を待ちたいと思います。

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