アラスカ州が「アイスマゲドン」?
米アラスカが「アイスマゲドン」 という耳慣れない用語がニュースで配信されてました。(APB 2021/12/31)
異常気象による記録的な高温と豪雨の後に気温が低下し、すべてが凍結した事態を「アイスマゲドン」と、米国運輸局が「ハルマゲドン」にあやかって作った造語のようです。なかなか物議をかもしそうな言葉です・・・。
この数年異常気象は各国で話題になります。北極では2020年に観測史上最大の38℃を記録しました。
定義が気になったのですが、気象庁によると30年以下の割合で起こる状態を「異常気象」と呼ぶそうですが(HP)、果たして国際的なコンセンサスはどうなんでしょう?
それはともかく地球の歴史を俯瞰的にみると、20世紀末に「スノーボールアース仮説」という興味深い説が唱えられてます。
要は、「地球表面全体が凍結する時代が存在した」という考えですが、興味深いのは生命とのからみです。
説によると、その凍結が原因となって生物の大量絶滅がおこり、それに続くカンブリア爆発と呼ばれる跳躍的な生物進化をもたらしたとするものです。
凍結自体の証拠は地質学的調査や炭素同位体分析(炭素の科学反応進捗による計測)によるものです。(実際に権威あるScience誌に掲載)
それよりも気になる生物超進化の証拠については、その直後の時代(エディアカラ紀)から、非連続的に大型生物が出現したとされるものです。
その次に生命進化最大級の謎「カンブリア爆発」と呼ばれる生物多様化の時代が続くため、そのフリとも見れば知的好奇心をくすぐられます。
あまりこの飛躍的進化には論理性を感じないのですが、強引に解釈すると、厳しい時代を生き抜くことで生物の淘汰圧が増した、のでしょうか。
地質だけでなくいろんな角度での調査結果に今後も期待したいところです。
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