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ルール違反は悪くない その2

 以前も「ルール違反は悪くない」という内容を書きました。ざっくり言うと、先人達が築き上げたルール通りに働くだけでは先人達と同じアウトプットしか出せないので、一歩秀でるには多少のルール違反は必要悪という内容です。詳しく知りたい人はこちらを読んでください。

 本日は、この内容についてもう少し解説をしたいと思います。

 巷ではよく大企業とスタートアップが比較されます。色んな側面から比較し、「スタートアップの方が良いに決まってる」「いやいや、大企業も悪くないぞ」と議論します。私は大企業で働く傍らスタートアップでも働いているので両者のメリット/デメリットを理解しているつもりですが、そんな比較は全く無意味です。結局は働く人の姿勢次第だからです。ただ、働く環境は全然違っていて、スタートアップは自由度が高く、大企業は細かいルールが沢山あるのは事実です。それのどちらが良いかという話にはなりませんが。

 ではなぜスタートアップは自由度が高くて、大企業は細かいルールが沢山あるのか。理由は簡単です。スタートアップは会社の規模が小さいが故に目が行き届くから、細かいルールがなくてもなんとなく成立するからです。かたや大企業はこれぞダイバーシティと言わんばかりに様々な人種が全国規模で共存するので、細かいルールがないと成立しないのです。また、スタートアップは少しの油断が破綻に繋がるので皆の意識が高く、結果として性善説で働くことができます。かたや大企業は前述の様に良くも悪くもダイバーシティなのでどこにどんな変な人がいるか分からない以上、性悪説で考えるしかないのです。この性善説か性悪説かがルールが厳しいか厳しくないかの境目だったりします。

 そんなルールが厳しい大企業で働いていると様々なルールに苦しめられます。そんな時「ルールだから仕方ない」と我慢するのは大間違いです。以前、この様なツイートをしました。

 ルールを守る事を真面目に貫くのは大いに結構。でも、それで想定内の成果しか出せない人はどうでしょうか。想定以上の成果を出すには、ある程度ルールから逸脱する事が必要になってきます。会社のルールとは、所詮は先人達の価値観を言語したものに過ぎません。時代は変わり、過去のルールは今では通用しないことも大いにあります。だったら過去のルールは参考程度に留め、今やるべき事を実行して、成果を証明してルールをアップデートしたらどうでしょうか。

 幸いにも、日本にはルールは絶対に守らないといけないと言う縛りの中で努力している人が沢山います。言い換えると”必要に応じてルールは守らなくても良い”という理解をできている人は、周りの圧倒的マジョリティよりも成長のチャンスが山ほどある事になります。このチャンスは非常に貴重なので、是非活用してみてください。

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