危機的状況における理想的な立ち回り方
仕事をしていると危機的状況に陥ることは良くあります。どんなに用意周到に計画を立てて慎重に意思決定をしていても、全てが上手くいくことなんてあり得ません。そんな誰もが避けたい危機的状況ですが、働き続ける以上は付き合い続けないといけないものなので、その付き合い方が重要になってきます。本日はその様な内容です。
そもそも「危機」という言葉はネガティブなイメージを持っている人が多いと思いますが、実際はそうではない解釈をすることもできます。以前、以下の様なツイートをしました。
あくまでも解釈の一つですが、「危機」という言葉の「機」の部分。私はここを「機会:チャンス」と理解しています。「危機」という言葉には「危険」という意味と「機会」という2つの意味があるのです。なので、皆が嫌がる「危機的状況」という言葉には「危険な状況」という意味と「機会:チャンスがある状況」があるのです。
そんな危機的状況は、やはり危険を避けたいので皆が嫌がりますが、上手く立ち振る舞えば「危険」を「機会:チャンス」に変えることができます。こう考えると「危機的状況」って必ずしも悪いことではないと感じませんか?
では、どうすれば危機的状況において「危険」を「機会:チャンス」に変換することができるか。それについては以前、以下の様なツイートをしています。
一つ目は「多様性に富んだ人達と理解し合えるコミュニケーション能力」です。「危険」を「機会:チャンス」変えるには様々な角度から状況を分析する必要があります。自分一人の目線で物事を判断していては、必ず「危険」な状態になってしまいます。少しでも多くの角度から物事を判断する為に、様々な価値観を持った人達と一緒に意見交換をしましょう。そうすると「危険」を「機会:チャンス」に変換する糸口が見えてきます。
二つ目は「事後に結果責任をとる覚悟を持った上での意思決定」です。「危険」か「機会:チャンス」かという状況では、やはり意思決定の一つ一つが怖くなってしまいます。しかしスピードも重要です。モタモタしていたらいつの間にか「危険」な状況になってしまっているかもしれません。なので、覚悟して意思決定することが必要になってきます。
三つ目は「仮に判断が過ちだとわかったらスピーディーに修正する柔軟性」です。「危険」を「機会:チャンス」に変換する糸口を見つけ、度胸を持って意思決定したとしても、人間なので間違った判断をしている可能性は十分あります。そんな時はすぐに修正すれば良いだけです。意思決定が間違っているかもしれないことが怖くて意思決定が遅くなるより、意思決定が間違っていたら即修正することを前提にスピーディーに意思決定する方が遥かに素晴らしい行動ということになります。これがツイートの最後に「特に最後の姿勢は大切」と書いた理由です。
この3つの行動/考え方が、冒頭に書いた「危機的状況との付き合い方」です。そもそも何の刺激もない平穏な生活を送っていたら、人は成長しません。日々起きる事件を乗り越えることで人は成長をします。そして、その乗り越え方次第で、成長幅は幾らでも変わるのです。どうせ乗り越えるなら、ただ無難に乗り越えて小さな成長をするのではなく、「危険」を「機会:チャンス」に変換して乗り越えることで、大きな成長をしたいと思いませんか。
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