|低山ハイク|比叡山・諸堂巡拝、ケーブル比叡〜峰道〜元三大師堂
2023年8月5日
比叡ケーブル、比叡駅9:30頃、標高670m。
ロープウェイは乗らずに、ここからスタート。
京都一周トレイルの北山東部コースを参考に、大比叡(848.1m)には登らず。
ケーブルの下をくぐり、しばらくは林道の上り坂、やがて見晴らしの良い歩きやすく平坦な道が続き、ベンチもあり休憩。
休憩場所を過ぎると、緩い下りの木陰の道を、しばらく歩く。
コースを外れて下る。 比叡山の東塔地区へ、諸堂巡拝券1,000円。
外観は外装工事中でもあり、暗く感じる、下へ下へ降りて行く。
根本中堂参拝。
コースへ戻るため、少し気が焦り他の施設はスルーする。
コース上の建物も美しい。
しばらく歩くと、西塔地域に着く。
釈迦堂参拝。ベンチがあり、休憩昼食、11:00。
ここは来た道を戻る必要はなく、コースにつながる。少しわかりづらいが、ドライブウェイの下をくぐり、
進むと山道になり、元三大師道の碑がある。
元三大師道について正規の案内はないようだが、HPがあった。
目的地の元三大師堂へ続く、いろんな場所からの参道のひとつのようだ。
綺麗な整備された歩きやすいコース、少しのアップダウンのみ、ストックは不要。トレランの人が数人。
やがて西塔と横川までの尾根づたいに通じる峰道の中間、玉体杉に到着。
この道は比叡山の峰々をぬうように巡って礼拝修行する、回峰道でもある。回峰行者は、ここでは御所に向かって玉体加持をするとのことだ。
さあ、あと少し。
しばらく快適な歩き。ここで、京都一周トレイルとは分かれる。
元三大師堂へは、こちらの東海自然歩道を下る、道の感じが少し変わる。
比良比叡トレイルの案内は初めて気がついた。調べるとこのコースは根本中堂から東海自然歩道とも重なって続いているようだ。
結局、西塔から京都一周トレイルとの分岐までの峰道部分は、ひとつの道だが、五つの名前がついていた。
1_京都一周トレイル
2_東海自然歩道
3_元三大師道
4_回峰道(峰道)
5_比良比叡トレイル
最後の下り、トイレと駐車場を超えて、横川地域に到着。
横川中堂参拝。
12:30、元三大師堂参拝。本日の御朱印は書置きのみでした。
全国に疫病が流行った時、鬼の姿となって疫病神を追い払ったという元三大師。角大師とも呼ばれ、鬼の姿(この碑の絵)の護符は病魔退散のご利益があるとのことだ。
本当に、このキャラクターはインパクト大で、なおかつ可愛い。そして、別ビジュアルの「豆(魔滅)大師」や「降魔(鬼)大師」の護符もあり共に面白く、今に信仰を繋げる役目が大きいと思う。なお、この元三大師は、本名は良源。別の通称は慈恵大師、のちに厄除け大師とも呼ばれる。
たくさんの名前や呼び名があるというのは、ここまで歩いた峰道もだが、多様な表情・機能を持ち、人気はもちろん、必要とされている証だろう。
この後、北に上がる東海自然歩道を通って仰木峠に出て、京都一周トレイルに戻り、戸寺からバスで帰る予定だったが、北に上がる東海自然歩道の取りつき場所を探しているうちに、エネルギー切れ、疲れた。
結局、1:30発、横川のバス停からシャトルバスで、延暦寺バスセンターへ。
今まで歩いていた峰道に沿ったドライブウェイをバスは戻る、あっという間に到着。時間が逆回転したようだ。
お土産売り場でゆっくりと、20分くらいの待ち時間。
2:11発の(1時間に1本!)延暦寺バスセンター発、三条京阪・京都駅行きに乗り、山の空気のままバス旅、琵琶湖の眺めよし、京阪出町柳駅着3:00頃。山から一気に京都の町に着くと、本当に蒸し暑い。バス停から駅まで少し歩いて信号待ちでもバテてしまう。
やはり低山でも、山中は快適な別世界です。ありがとうございました。
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