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脳は勝手に論理をつなぐ癖がある

論理とは要素と要素を関係付けること。。。なのだが、人は要素と要素の間に関係がないと気持ちが悪くなる。脳がそういう風にできているからだ。

気持ちが悪いと、説明の付く理屈をなんやかんやこじつけたくなる。これを屁理屈という。転失気のような理屈だ。

要素と要素ではないかもしれないが、認知的不協和なんてのもそんな話だろう。心の中で合理的な理屈が作られる。

人が立入らない場所には元々理由がなくても、理由ないのが気持ちが悪いということで最もらしい理屈がついて禁足地になったりすることがあるという話が下の禁足地巡礼に書いてあった。空白は埋まるのだ。

人がありもしないものを作り出すときは大抵この理屈にあわないことを無理やりなんとかするときに起こる。そうすれば、見たいものを見ることができるからだ。宗教や霊なんかのオカルトもだいたいこの類だろう。

今回、書きたかったのは、この手の隙間をむりやりつなげることが怪しげな商売になることだ。

例えば、アトランダムに「あなたの特性はこの6つです」と伝える。そして、相手が何か行動をしたら「それな!」と大きな声をあげ、「その行動には、この2つの特性が影響してる!ドーン!」という。

そうすると、ピグマリオン効果が働いてどんどんその特性が強化されるようになる。

こういう特性コーチング(造語)をする人を特性コーチ(造語)と呼ぶ。特性コーチングは換言すると「きめつけ」である。これは腹が立つ。勝手にきめつけるなと思う。

こういうのをきめつけ系、略して「きめつ系」と名付けたい。きめつ系のオフェンシブな発言をきめつ系の刃とでも呼ぼうか。

でも、こうしたきめつけを心地よがる人がいる。それは、占い師の占いに頼る人たちだ。

きめつけて欲しい人がいる限り、ビジネスにおける「きめつ系」占い師たちはビジネスを続けていくのだろう。

誰もが心の隙間を埋めて欲しがっているのである。ドーン!(c)喪黒福造

ああ、後半ぐだくだで電車がついてしまった。15分、短い。

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